MLBシカゴ・カブスの今永昇太投手が9月16日、本拠地リグレーフィールドでのオークランド・アスレチックス戦で6回を5安打2失点に抑え、9-2の勝利に貢献。14勝目をあげた。
初回の鈴木誠也外野手の7試合連続安打となる左前適時打など、2回までに6点の援護をもらった今永は3回に2ランを浴びたが、後続を低めの変化球と高めの直球で3者連続三振で切った。
6回を投げ切り99球で降板。MLB移籍後、自身最多となる11奪三振を記録する力投となった。投球回数も166回1/3イニングとなり、シーズンの規定投球回「162」に到達した。
5連勝を飾った今永はNPB横浜DeNAベイスターズ時代の2019年に記録した13勝を超え、日米で自己最多となる勝ち星となった。シーズン14勝はMLBの日本人選手では2002年にロサンゼルス・ドジャースの石井一久投手がマークした左ピッチャーの最多記録に並んだ。
「14勝は自分が野球を辞めた時に残る数字なのでうれしいが、あまり気にしていない。162イニング投げることを目標にやってきたし、うまくケガも未然に防ぎながらここまでこれている。やはりシーズン前半にやってきたことが少し通用しなくなっている部分がある。どうやったら長打を防げるかというヒントを探し出せたらと思う」と今永は話した。
今回の勝利もTOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」がカード化。今永の「TOPPS NOW」は昨年の入団会見で初登場。今年はスプリングトレーニング(春季キャンプ)から、サインカード、レリックカードも含め、16枚目となった。企画カードの「Throwback Thursday」「Living Set」を含めれば、19枚目になる。この枚数は、日本人選手では大谷翔平投手に続く多さである。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。