「第55回住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」の最終ラウンドが9月15日、愛知県知多郡・新南愛知カントリークラブ美浜コースで、開催された。岩井明愛(Honda)が通算16アンダーの200で、6月の「ニチレイレディス」以来の優勝を決めた。これが今季3勝目の通算6勝目、昨年の優勝に続いて大会2連覇で、この大会の連覇達成は、1993年・1994年に優勝した服部道子以来30年ぶり3人目となった。
最終日、首位の山下美夢有(加賀電子)に4打差の3位でスタートした。開始早々3連続バーディーでスタートダッシュを切ると、次いで、5番、8番でもバーディーを獲得してハーフを「31」で折り返した。後半は、山下との首位争いを繰り広げ、アグレッシブなプレーで会場を沸かせた。13番、15番、17番で再度バーディーを獲ると単独トップに躍り出ると、最終18番を安定したプレーでパーで締めて8バーディー、ボギーなしの「64」でフィニッシュ。この日、スコアを8伸ばして山下に1打差をつけて逆転Vをつかんだ。
公式SNSでは「住友生命vitalityレディス東海クラシック 優勝。大会関係者の皆さん、1週間素晴らしい環境をありがとうございました。ゴルフファンの皆さん、暑い中応援本当にありがとうございました。タオルや、うちわ、Tシャツを着て応援来てくださり、嬉しかったです。最後までヒヤヒヤな展開でしたが、楽しむことができて良かったです。試合はまだ続きます、今後とも応援よろしくお願いします」と、関係者とファンへ向けての感謝の言葉を綴った。
この優勝でメルセデスランキングも4位に浮上。今大会前には、双子の妹・岩井千怜(Honda)と2人揃っての来季の米ツアー参戦を目指して、最終予選会(12月5日~9日、米国アラバマ州・マグノリアグローブGC)へのエントリーを発表した。岩井明にとってはその直後の優勝とあって、幸先の良い流れをつかんだ。
エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」から、今季4枚目となる優勝カードも発売される。「EPOCH 2024 JLPGA OFFICIAL TRADING CARDS」でも「 ROOKIES & WINNERS」に続き、11月に発売さる「TOP PLAYERS」に収録される。屈託のない笑顔とガッツポーズが、岩井明の力強いプレースタイルを表しているカードが封入されるだろう。
今季のJLPGAツアーも残り10試合となった。誰が年間女王になってもおかしくない混戦を極める日本女子ゴルフ界。誰が笑顔で最後の勝利をつかみ取るか、どんなトレーディングカードが登場するか。ファンにもコレクターにも最後の最後までワクワクが止まらない楽しい展開が待っている。
Kumin(ライター)
あらゆるスポーツとディズニーを愛するトレカ女子。トレカジャーナルでは女子ゴルフをメーンに担当しているが、好奇心旺盛でほかのスポーツにも興味津々。エポワン「ディズニー」のコンプリートを目指している。
追記)岩井明愛の連覇カードが「EPOCH-ONE」から発売された。