サッカー専門誌「フランス・フットボール」が選定するバロンドール(世界最優秀選手)の表彰式が10月28日、パリで行われ、スペイン代表MFロドリが初受賞した。
スペイン選手の受賞は1960年のスアレス以来。昨季マンチェスターCのプレミアリーグ4連覇を支え、クラブワールドカップを制覇。代表でも欧州選手権(UEFA2024)の4度目の優勝に貢献し大会MVPを受賞した。
9月に右膝を手術して今季絶望となった中、松葉づえで壇上に上がり「今日は信じられない夜です」と英語で挨拶。その後はスペイン語で「多くの人に感謝したい。この道を支えてくれたすべての人に。今日は私や家族、そして国にとって重要な日になった」と話した。
投票結果のTOP10は次の通り。
1 – ロドリ(マンチェスター・シティ)
2 – ヴィニシウス・ジュニア (レアル・マドリード)
3 – ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)
4 – ダニ・カルバハル (レアル・マドリード)
5 – アーリング・ハーランド (マンチェスター・シティ)
6 – キリアン・ムバッペ (PSG/レアル・マドリード)
7 – ラウタロ・マルティネス (インテル)
8 – ラミネ・ヤマル (バルセロナ)
9 – トニ・クロース (レアル・マドリード)
10 – ハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)
女子のバロンドールもスペイン代表のアイタナ・ボンマティ(バルセロナ)が2季連続で受賞。日本勢では長谷川唯(マンチェスター・シティ)が、最終候補に残ったが落選した。
21歳以下に贈られる若手版のバロンドールもスペイン代表のラミン・ヤマル(バルセロナ)が受賞。バロンドールの最終順位でも8位に入った17歳は、クラブと代表で数々の最年少記録を達成し、EURO2024では母国の優勝に貢献した。ロドリはヤマルについて「いつかこの賞(バロンドール)を手にするだろう」と期待を口にした。
【2024バロンドール受賞者】
▶バロンドール
ロドリ(マンチェスター・シティ)
▶女子バロンドール
アイタナ・ボンマティ(FCバルセロナ)
▶コパ・トロフィー(若手版バロンドール)
ラミネ・ヤマル(FCバルセロナ)
▶ゲルト・ミュラー・トロフィー(世界年間最多得点選手)
ハリー・ケイン(バイエルン)
キリアン・ムバッペ(レアル・マドリ)
▶ヤシン・トロフィー(最優秀ゴールキーパー)
エミリアーノ・マルティネス(アストン・ヴィラ)
▶ヨハン・クライフ・トロフィー(年間最優秀監督)
男子:カルロ・アンチェロッティ(レアル・マドリード)
女子:エマ・ヘイズ(昨季までチェルシー、現アメリカ代表)
▶ソクラテス賞(最も社会的な取り組みを行った選手)
ジェニファー・エルモソ(ティグレス)
TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」では、毎年、バロンドール受賞者のカードを作ってきたが、今年は新カテゴリーを「バロンドール」を立ち上げ、ロドリ、ボンマティ、ヤマルのカードを制作。パラレル、サインカードのほか、表彰式で敷かれたレッドカーペットをはさみ込んだ珍しいレリックカードが抽選で当たる豪華な仕様となった。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。