千葉ロッテマリーンズからポスティングシステムを利用してMLB移籍を目指す佐々木朗希投手のアイコン(象徴的な)カードが決定した。
トレーディングカードの相場動向を追いかける米国の人気サイト「SPORTS CARD INVESTOR」で、佐々木のTOPPS「2021 NPB CHROME」が米国製カードのトップに浮上した。
「SPORTS CARD INVESTOR」は毎日、スポーツカードに限らず、ノンスポーツ、ゲームカードも含め、米国で発売されたカードの中から、市場価格が跳ね上がったカードをランキング。佐々木のTOPPS「2021 NPB CHROME」のレギュラーカードが堂々の1位となった。
TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」でも佐々木の2023年のWBCでのカードが発売されたが、米国カードメーカーから最初に発行されたカードとして「2021 NPB CHROME」が認識されていることの証明になった。WBCの「TOPPS NOW」も「SPORTS CARD INVESTOR」では紹介されているが、あくまでメーンは「2021 NPB CHROME」である。佐々木は2020年のドラフトで競合の末、千葉ロッテに1位指名された。2021年のカードはルーキーカードではない。「2021 NPB CHROME」は「BOWMAN」の「1st」カードのように扱われるだろう。
移籍するMLB球団が決定した際にも「TOPPS NOW」からCGで作成されたカードや入団会見でのカードが発行される可能性は高い。それでも、BOX商品のルーキーカードが最も市場価格が高くなるだろう。大谷翔平投手(ロサンゼルス・ドジャース)がそうだったように、その後に、BBMやエポック社のNPB時代のルーキーカードが注目され、市場価格を上げていく流れになりそうだ。
米国メーカーからのカードが発行されるまで、アイコンカード「2021 NPB CHROME」を中心に佐々木のトレーディングカードは動いていく。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。