NBA下部Gリーグのインディアナ・マッドアンツは11月9日、2024-25シーズンの開幕戦でクリーブランド・チャージと対戦。マッドアンツに所属する富永啓生がGリーグデビューを果たした。試合はチャージが120-83で勝利した。
和製ステファン・カリーが、そのカリーと同じ背番号30はベンチからの出場で、第1クオーター(Q)残り約5分からコートに立った。果敢に攻めてフローターシュートを放ったが、惜しくもオフェンスファウルに。また、武器の3ポイントシュートは1本放ったが、成功しなかった。
初得点はお預けになったが、3リバウンド、1アシスで仲間のミドルシュートを演出するなど、スタッツは記録した。
米ネブラスカ大を卒業した富永は今夏、ペイサーズとの開幕前キャンプ参加のための「エキシビット10」契約合意を発表していたが、9月26日付で契約解除となった。その後、ペイサーズの下部チーム、マッドアンツへの所属が正式発表された。
「背番号30番を付けてマッドアンツでプロバスケットボール選手としてのキャリアをスタートできること、大変うれしく思います。自分の武器である『3ポイント』と『パッション』でチームの勝利に貢献し、自分自身も更に成長して『NBA選手になる』という夢の実現に向けて挑戦を続けます」とコメントしていた富永。マッドアンツの開幕ロースターに入った際には自身のSNSで「開幕ロースター! ケセラセラ(なるようになるさ)!」と投稿した。
Gリーグで経験と実績を積み重ね、次はNBAのコートへ。TOPP社が発売する「Gリーグ」カードの収録へ。富永が大きなステップを踏み出した。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。