2024年10月にグレーディング鑑定されたトレーディングカードの枚数が月間記録を更新する187万枚となった「Sports Collectors Daily」が報じた。
スポーツカード、ノンスポーツカード、ゲームカードの合計で、PSA、SGC、Beckett(BCG)、CGCの4つの主要メーカーが187万枚を処理した。4社とも9月からグレーディング数を増やし、110万枚以上のスポーツカードを鑑定し、依頼者に返送した。
PSAは10月に888,000枚のスポーツカードを鑑定し、9月よりも約19%、前年同月比で38%増加した。
SGCは158,000枚のカードを鑑定した。9月より14%増、前年同月比で41%増。
CGCの鑑定は31,000件で、9月から154%、2023年9月からは82%という驚異的な数字を記録した。
Becket(BCG)は26,000件を処理し、9月から11%増加したが、前年同月からは24%減少した。
4社すべてのグレーディングの対象は、最近のトレカに集中している。PSAがグレーディングしたカードの約65.7%は過去4年間に製造され、そのうち48.5%に「Gem Mint」(10点満点)が付与された。
PSAで最も多く評価されたカードの選手リストはビクター・ウェンバンヤマ(NBAサンアントニオ・スパーズ)がトップ(48,500枚)だったが、大谷翔平(MLBロサンゼルス・ドジャース)の鑑定カードの数は9月から10月にかけて63%増加し、WNBAルーキー・オブ・ザ・イヤーのケイトリン・クラーク(インディアナ・フィーバー)のカードは61%増加した。
PSAは10月に、30,300枚のマイケル・ジョーダンのカードを鑑定し、9月に比べて55%増加した。サッカーの新星、ラミネ・ヤマル(ラリーガ・FCバルセロナ)は、9,200枚のカードでトップ10にランクインした。
10月にさらに3,400枚の申し込みを受けて、PANINI「2023-24 PRIZM」のウェンバンヤマのルーキーカードを10月までに合計で37,400枚、グレーディングした。
3,600枚の大谷、ウェンバンヤマ、マイケル・ジョーダン(NBAシカゴ・ブルズ)は、SGCによって最もカードが評価されたプレーヤーだった。「TOPPS NOW」のカードの鑑定が割引になるサービスを実施したことも大きな影響を与えた。「TOPPS NOW」のグレーディング鑑定は約2倍になった。
SGCは1,800枚のミッキー・マントル(ニューヨーク・ヤンキース)のカードを鑑定したが、主要4メーカーすべてでトップ10に入った唯一の「ビンテージ」カードだった。
CGCでは、9月から10月にかけて格付けされた野球カードの数が大幅に増加し、フロリダを拠点とする同社は9,800枚のカードを鑑定し、9月の755%となった。
トレカジャーナル編集部