TOPPS社は公式SNSで「ブレーキングニュース(ニュース速報)」として、MLBを代表するレジェンド外野手のひとり、バリー・ボンズさんの直筆サインカードを今後、数か月以内に同社の製品に封入することを発表した。
通算762本塁打のMLB記録を持つボンズさんは1986年にドラフト1巡目(全体6位)指名を受けピッツバーグ・パイレーツに入団。2度目のMVPに輝いた92年オフに、FAで父のボビー・ボンズさんと、名づけ親でもあるウィリー・メイズさんが所属したサンフランシスコ・ジャイアンツへ。移籍1年目に打率.336、123打点、46本塁打で本塁打と打点の二冠に輝き、2年連続3度目のMVPに選ばれた。
2001年にはシーズン73本塁打も記録し、2度目のキングに輝いた。タイトルは首位打者2度、本塁打王2度、打点王1度に、MVPには7度、選出された。
ボンズさんは2017年以降、TOPPS社の製品にサインをしていない。同社の新製品リリース情報によると「2024 Diamond Icons」、「2025 Series 1」などに封入されることが濃厚で、パイレーツのユニホームのカードもあれば、ジャイアンツのユニフォームのカードも存在するようだ。
すでに、サインは確保しているようだが、ボンズさんがこれらの商品に何枚のカードに署名したか、または署名する予定かについては、何も発表されていない。
過去3年間で、これらの2017年のリリースで最も高価なサインカードは、5枚限定で制作された「Topps Finest 」の「Red Refractor」(PSA10)で今年1月、2,550ドル(約40万円)で売買された、という。また、「Topps Tribute」の1/1 「Black Parallel」は、2023年7月にオークションで約1,600ドル(約25万円)にて落札された。
市場価格はそれほど、高くはないが、今回の「新作」登場で、その「新作」はもちろん、過去のサインカードも価値を高める可能性もある。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。