東京ヤクルトスワローズの村上宗隆内野手が12月2日、来オフにポスティングシステムを利用してMLBに挑戦することを明言した。
この日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ村上は、現状維持の年俸6億円(推定)で更改。来季が3年契約の最終年になる。公開後の会見で「来年が日本でやる最後のシーズンになる。メジャーへの思いは今は全く考えていない。優勝に導く活躍をしたい」と発表した。
「ここまでプロ野球でやってきて、僕のスタートもメジャーに挑戦するのも、ヤクルトという球団があって。ヤクルト球団に感謝しているので、僕自身、強い思いを持ってやっていきたい。みなさんに喜んでもらえる、背中を押してもらえるような活躍をして、という強い思いはある」と話した。この日の更改の席上、球団からもポスティングシステムを了承する約束を取り付けたようだ。
色紙には「優勝」「日本一」と記した。NPBラストシーズンを有終の美で飾る。
トレーディングカードの相場動向を追いかける米国の人気サイト「SPORTS CARD INVESTOR」でも、村上のトレカが取り上げられた。「SPORTS CARD INVESTOR」には、千葉ロッテマリーンズが佐々木朗希投手のポスティングを了承した際には佐々木のTOPPS「2021 NPB CHROME」がランクインして、数日後にはランキングのトップに躍り出た。
「SPORTS CARD INVESTOR」は毎日、スポーツカードに限らず、ノンスポーツ、ゲームカードも含め、米国で発売されたカードの中から、市場価格が跳ね上がったカードをランキングしている。
村上のカードはランクインこそしていないが、アイコン(代表的な)カードとして「2023 BOWMAN CHROME」のインサート「WBC Flag」がリストアップされ、各カラーパラレルも画像で紹介された。この動きに合わせ、ネットオークション「eBay」でも「WBC Flag」が値上がりすることは間違いない。現在は、70ドル(約10,000円)前後で取引されているアイコンカードはまだ、狙い目といえるだろう。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。