日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は12月17日、2024年シーズンの活躍を称えて、年間表彰式「JLPGAアワード2024」を開催した。2024年も熱き戦いを繰り広げ、女子プロゴルフ界を盛り上げた選手たち。全37試合を戦い、今季初優勝を飾ってから大躍進を遂げた竹田麗央(ヤマエグループHD)が新女王に輝いた。
2024年の年間最優秀選手賞は、新女王として一気にスターダムにのし上がった竹田。メジャー大会での2勝を含む年間8勝を挙げて年間最優秀選手、2億6573万16円でツアー史上最高額を獲得して賞金ランキング1位、JLPGA栄誉賞、メディア賞「ベストコメント」部門のほか、Hitachi 3Tours Championship JLPGAチームの一員として特別賞を受賞して堂々の5冠を達成。
授賞式で華やかな振袖を披露した竹田は、「こんなに優勝できると思っていなかったのですごくびっくりしていますし、でも本当に最後にこうして年間女王を獲ることができてすごくうれしいです。(年間女王を意識したのは)最初のメジャー優勝ができたあたりから目指して頑張っていました。来シーズンは初めて米ツアーに行くので、早く環境に慣れて、自分らしく毎週ベストを尽くして頑張ります」と語った。
また、今季はその座を譲ったが昨年まで絶対王者だった山下美夢有(加賀電子)も、優勝回数こそ2回と少なかったが、パリ五輪で4位となり、ツアーでは平均ストローク、パーセーブ率、平均パット数、平均バーディー数等で1位を獲り、年間通して安定したプレーでファンを魅了した。メルセデスランキングは2位、賞金ランキングは3位となり敢闘賞やJLPGA栄誉賞等4部門での受賞。来季の女王返り咲きに期待が膨らむ。
JLPGA 明治安田 新人賞には、「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」において15歳176日(当時)で史上最年少優勝を飾ったイヒョソン(韓国)、JLPGA ステップ・アップ・ツアー賞金ランキング第1位にはQTランキング110位からシーズンをスタートしてステップ・アップ・ツアーで2勝を飾った権藤可恋(ボートレースチケットショップみやき)、JLPGA輝き賞には古江彩佳(富士通)と笹生優花(アース製薬)が選出された。
そして、今季限りで引退する上田桃子(ZOZO)にはJLPGA特別功労賞が選ばれた。セカンドキャリアを歩み始めた上田のこれからの人生に弾みがついたことは間違いないだろう。
【JLPGPアワード2024 各賞】
☆JLPGA Mercedes-Benz Player of the Year (年間最優秀選手賞)
竹田麗央
☆賞金ランキング第1位 ※JLPGAツアー史上最高額
竹田麗央
☆平均ストローク第1位 ※JLPGAツアー最少記録
山下美夢有
☆JLPGA 明治安田生命 新人賞
イヒョソン
☆JLPGA ステップ・アップ・ツアー賞金ランキング第1位
権藤可恋
☆敢闘賞
山下美夢有
西郷真央
☆JLPGA栄誉賞
竹田麗央
山下美夢有
☆JLPGA輝き賞
古江彩佳
笹生優花
☆BEST PLAY OF 2024 Presented by SHISEIDO
政田夢乃
☆メディア賞「ベストコメント」部門
竹田麗央
※「TOTOジャパンクラシック」最終日、プレーオフを制してUSLPGAツアー初優勝を決めた直後のインタビュー。
☆ゴルフビジネス賞
菅野仁美
☆特別賞
山本薫里
Hitachi 3Tours Championship JLPGAチーム
※竹田麗央、小祝さくら、桑木志帆、河本結、古江彩佳、佐久間朱莉
☆JLPGA特別功労賞
上田桃子
※ティーチャー・オブ・ザ・イヤー清元登子賞は該当者なし
エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」ではこれまで、「JLPGAアワード」の表彰シーンをカード化してきた。今年も艶やかなドレスや和装に身を包んだ選手たちの笑顔で溢れた「JLPGPアワード2024」。長き戦いを終えて、試合で見せる表情とは違う彼女たちの素敵な受賞姿を収めた「エポワン」の発売が楽しみだ。
Kumin(ライター)
あらゆるスポーツとディズニーを愛するトレカ女子。トレカジャーナルでは女子ゴルフをメーンに担当しているが、好奇心旺盛でほかのスポーツにも興味津々。エポワン「ディズニー」のコンプリートを目指している。