MLSカップの決勝が12月7日に行われ、元日本代表DF吉田麻也と同DF山根視来が所属するロサンゼルス・ギャラクシーが2-1でニューヨーク・レッドブルズを下した。
MLSカップはメジャーリーグ・サッカー(MLS)の年間王者を決める大一番。ウェスタン・カンファレンスを勝ち点「64」の2位で終えたLAギャラクシーは、シアトル・サウンダーズFCとの準決勝を1-0で突破した。
10年ぶりの優勝へ、この日は、吉田と山根が先発出場。吉田はチームのキャプテンも務めており、このゲームでサブに入った元ドイツ代表FWマルコ・ロイスらの先頭に立った。
前半9分にガストン・ブルグマンがドリブルで運びながらスルーパス。抜け出したジョゼフ・ペインツィルが先制点を決めた。
直後の13分、こぼれ球を拾ったマーク・デルガドがワンタッチでデヤン・ヨヴェリッチへ。ドリブルで長い距離を運び、左足でGKのタイミングを外すシュートを流し込み、追加点をマークした。
NYレッドブルズも、28分にシーン・ニーリスのゴールで1点を反撃。しかし、後半も1点のリードを守り切ったLAギャラクシーが自軍のMLSカップ最多優勝の記録を塗り替え、6度目の全米制覇を成し遂げた。
2年契約の最終年となった吉田にとっては初タイトルになった。「僕は1年半前に新しいチャレンジをして、モチベーションの意味でもプレッシャーをかけて新たなチャレンジに挑んだ。こうしてわかりやすい結果が出たのはすごく説得力が増すと思うし、自分のなかではチームのタイトルがなかったので、ひとつそれも獲れて良かったです」と話した。
すでに、契約延長の動きもあるようで「来年またハードなスケジュールになると思うので、1回ゆっくり休んで。(ロサンゼルス・ギャラクシーに)残ればね。やっぱり繰り返しですね。大きなケガをすれば、それで終わるような年齢だと思うので、毎日のケアが大事だなと思います」と帰国後に話した。
TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」では、LAギャラクシーの優勝をカード化。サッカーカードならではの表彰式での集合写真では吉田が中央でカップを掲げるカードを発売した。ボールを裁断して挟み込んだカードも封入したブラインドパックも登場した。吉田にとっては記念すべきMLSでの初「TOPPS NOW」が優勝シーンのカードになった。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。