ロサンゼルス・レイカーズのルカ・ドンチッチが2月10日、本拠地のクリプトドットコム・アリーナで行なわれたユタ・ジャズ戦で移籍後、初出場を果たした。
試合前の選手紹介で最後に名前を呼ばれ、スタンドから大歓声で歓迎された。第1クォーター(Q)開始3分過ぎには、八村塁のスクリーンを利用して得意のステップバックスリーを沈め、新天地での初得点をマーク。ファンもスタンディングオベーションで祝福した。
第2Qにはディフェンスを引きつけ、左コーナーに待っていた八村へ絶妙なパス。八村が3ポイントを決めた。
23分33秒のプレータイムで14得点5リバウンド4アシストを記録。チームは132-113でジャズに快勝し、今季最多タイの6連勝。レイカーズはこの試合でスタメン全員が2ケタ得点を記録。レブロンが24得点、オースティン・リーブスが22得点と活躍したが、この日の主役はドンチッチだった。
ダラス・マーベリックス時代にオールスターに5度出場し、昨季は初めてNBAファイナルに進出。スロベニア代表でも五輪やワールドカップに出場するなど、大舞台を経験してきたが、試合前は緊張したという。
「ちょっと緊張していた。試合前に自分が緊張していたのが前回いつだったのか思い出せないくらい、にね。でも再びコートに足を踏み入れたら楽しかったよ。最高の気分だったね」と明かした。
レブロン・ジェームズはドンチッチに「合わせようとしなくていい。自分らしくやれ」と声をかけ、円陣でも「俺たちが合わせる」と約束した。実際に試合では、ドンチッチのリズムを優先する形でプレーし、チームに馴染めるようにした心遣いも、ドンチッチにはうれしかった。
12日の敵地でのジャズ戦でオールスターブレイクに入り、後半戦の初戦となる19日のシャーロット・ホーネッツ戦でロサンゼルスに戻ってくる。
ドンチッチのレイカーズでのデビューに合わせ、PANINI社のオンデマンドカード「PANINI INSTANT」では早速、「レイカーズのドンチッチ」カードを発売した。レブロンとのツーショットは、まるでチームカラーのイエローのユニホームを掲げるようなポーズで「似合っているかい?」と言っているように見える。トレードを聞いた時は似合いそうにない(失礼しました)と思っていたこのユニホーム、新鮮で、なかなかカッコいい。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。