NBAロサンゼルス・レーカーズは2月2日、3チーム間のトレードでダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチを獲得したと発表した。レーカーズからは攻守の要で31歳のアンソニー・デービスらがマーベリックスに移った。
ドンチッチは2023-24年シーズンに1試合平均33.9得点で得点王に輝いたスロベニア出身のガード。自身のSNSで「バスケットボールは自分にとって全て。どこでプレーしようと、同じ喜び、情熱、そして優勝という目標を持って臨む」と綴った。
NBAのスーパースターのひとりであるドンチッチは、トレーディングカードでもスーパースター。米大手オークションハウス「Goldin Auctions 」では2022年5月に「2018-19 Panini National Treasures Gold #127」の10枚限定オートパッチカード(BGS9.5)が666,000ドル(約9990万円=バイヤーズプレミアム込み)で売買されたこともある。
NBAとトレカの制作・販売の独占契約を結ぶPANINI社では今後の新商品に関して、「マーベリックスのドンチッチ」をカバーに起用しているボックスもあるほどで、トレカ業界にも衝撃が走るトレードになった。
もちろん、今後もマーベリックス時代のルーキーカードの人気は衰えることはないだろうが、これから発行されるカードにも注目が集まる。レイカーズは大都市でもあるロサンゼルスを本拠地にする名門かつ、全国区の人気チーム。ドンチッチにも「ハクが付く」ことになるため、レイカーズのユニホームのカードにも人気が集まるのは間違いない。
10年ぶり17度目のNBAファイナル優勝を果たした2019-20年シーズンからは頂点に立っていないレイカーズが、ドンチッチの活躍で躍進することになれば、「レイカーズのドンチッチ」カードも価値を上げる。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。