北海道日本ハムファイターズは2月25日、沖縄・国頭の2軍キャンプを打ち上げ。稲葉篤紀2軍監督がドラフト1位・柴田獅子投手を4月中旬から終わり頃に投手デビューさせることを明かした。さらに、打者としては3月から始まる春季教育リーグ、3月15日開幕のイースタン・リーグで指名打者として起用していく方針も明らかにした。
柴田は投手としてMAX149km/h、一塁も守り、4番打者として高校通算19本塁打。高3夏の福岡県大会では5回参考ながらノーヒットノーランを達成するなど、防御率1.56。7試合で打率.526と投打で準優勝に貢献した。
その可能性に新庄剛志監督は「2年後にレギュラー争い、7年後にはメジャーに行きます」と予言。栗山英樹CBOは「新しいタイプの野球人に(なってほしい)」とエールを送った。
OBの大谷翔平、現役でも矢澤宏太と「二刀流」の先輩が所属するチームは、ドラフト指名直後には「本人にポジションを選択させる」としていた。
柴田は「プロの投手は高校とは次元が違う。変化球の曲がり幅が大きくて球速も速い。対応力や配球など早く慣れないといけない」と自身初めてのプロのキャンプを終え、感想を口にした。
キャンプでは1軍の紅白戦にも出場し、ホームラン性の大飛球を放つなど打撃センスを披露。まずは、バットで「デビュー」することになった。
発売されたばかりの「2025 BBM ベースボールカード ルーキーエディション」が例年になく人気を集めている。大谷を筆頭に、これまで二刀流の可能性のある選手は投手、打者のカードが作られて話題を呼んできた。柴田は、ベースカードもシークレットもバットはもたず、投手としての写真のみになった。今後のトレーディングカードで、打者バージョンが作られるか、楽しみだ。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。