2月22日は「ねこの日」である。猫の鳴き声「にゃん・にゃん・にゃん」の語呂合わせで、日本の「猫の日実行委員会」が1987年に制定した、格式のある記念日らしい。
エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」でも人気のディズニーカードで「2025 CAT DAY」が2月22日に発売される。
「2025 CAT DAY」に登場するのは、ディズニーの代表作品のひとつであるアニメ映画「おしゃれキャット」の3匹。
「おしゃれキャット」は当初は実写で製作される予定であったが、出来たストーリーが大変素晴らしく、当初の予定を変更し長編アニメ映画として製作されることとなった。完成前に、発案者でもあるウォルト・ディズニーさんが天国に旅立ったが、その意思を継いで脚本家のウィンストン・ヒブラーさんとアニメ映画の責任者となったウォルフガング・ライザーマンさんが共同プロデューサーとなり、制作は継続。400万ドルの予算で、35人のアニメーターが32万5千枚以上の下絵が描き、主要な20のシーンでは1125の個別のシーンにペイントされた900もの背景が使用された、という。作品は1970年に米国で初公開され、日本では1972年に公開され、5500万ドルの大ヒットとなり、長く愛されるレジェンド作品となった。
今回は、子猫の3匹、マリー、トゥルーズ、ベルリオーズがカードになった。勘違いから捨てられた母猫のダッチェスと、野良猫オマリーの交流を描いたストーリーの中で、ダッチェスの3匹の子猫は重要かつ、大人気のキャラクターたちである。
マリー(Marie)= 白い仔猫(牝)。首にピンクのリボンを蝶結び(結び目は背中側)に結わえている。歌唱が得意。お転婆でおませな妹猫。
トゥルーズ(Toulouse) = オレンジ色の仔猫(牡)。首に青いリボンを蝶ネクタイ状に結んでいる。絵画が得意。マリーの兄猫。明るい性格で野良猫に憧れている。「トゥルーズ」の名前はフランスの画家・アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、またはフランス南西部に位置するコミューン、トゥールーズから取った、とう諸説も。
ベルリオーズ(Berlioz) = 灰褐色の仔猫(牡)。首に赤いリボンを結んでいる。ピアノ演奏が得意。マリーの兄猫。よくマリーをからかうが仲良し。「ベルリオーズ」の名前はフランスの作曲家・エクトル・ベルリオーズから取ったらしい。
猫のトレカは珍しい。TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」で、MLBの球場で試合中に乱入した猫たちがカードになったぐらいではないだろうか。
ボクも2匹の保護猫をもらい受けて3年が経つ。トレーディングカードを収集している人にとって、猫との共存はなかなか、難しい課題である。さすがにカードをかじることはないが、爪はすぐに伸びストレージボックスをひっかくし、高いところが好きなのでちょっとの時間だけと積んだカードの山の上に飛び乗ろうとして崩してしまう。それでも、猫は可愛い。だから、今回の「エポワン」も購入しようと思う。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。