NBAのオールスターゲーム2025が2月16日、サンフランシスコのチェイス・センターで開催され、レジェンドのシャキール・オニール率いる、トッププレーヤーを要する「OGs(チーム・シャック)」が優勝。地元のスター選手であるステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が、2022年以来2度目となるオールスターMVPに輝いた。
今回のオールスターは、出場選手が「OGs」、「グローバルスターズ(チーム・チャック)」、「ヤングスターズ」の3チームに分かれ、若手有望株「ライジングスターズ」を加えた4チームによるミニトーナメント方式で開催。40点先取のルールで、準決勝2試合と決勝1試合が行われた。
準決勝第1試合は、「グローバルスターズ」がシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)の12得点を挙げる活躍で、「ヤングスターズ」を41-32で撃破。同第2試合では、決勝点を挙げたデイミアン・リラード(ミルウォーキー・バックス)ら「OGs」が42-35と「ライジングスターズ」を下した。
決勝戦は、「OGs」がカリーの3ポイントシュートで先手。さらに、連続3ポイントシュートで圧倒し、最後は試合最多となる15得点を挙げたジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)のダンクシュートで42-25で勝利した。
カリーはウォリアーズの本拠地であるサンフランシスコでのオールスターで、ハーフコートショットなど2戦合計6本の3ポイントシュートを決め、20得点10リバウンド3スティールでMVPに。レギュラーシーズンMVPとオールスターMVPをそれぞれ2度、ファイナルMVPを1度以上受賞したことがあるのは、マジック・ジョンソン、マイケル・ジョーダン、レブロン・ジェームズの過去3人。3年ぶりにオールスターMVPを受賞したカリーは史上4人目の快挙達成となった。
大会MVPのトロフィーを受け取ったカリーは「ホスト役は素晴らしい経験であり、忙しかったけど疲れたなんて言うつもりはない。これは名誉であり、最初から最後まで仲間の助けもあって楽しかった。すべては期待通りに進んで10点満点だ。ストーリーを組み立てることはできないけど、観客と一緒になって楽しめる瞬間があった。このトロフィーを手に入れられて気分が良い」と話した。
昨年から、さらに、試合形式をかえたオールスターだったが「全員にとって楽しいオールスターにすることも大事な要素だった。来年はまた新たな変化を加え、何が起きるかを見たい。ずっと昔と変わらないままではいられない。でも、誰にとっても楽しいものになるだろう」と続けた。
NBAのスーパースターであり、リーダーでもあるカリー。PANINI社のオンデマンドカード「PANINI INSTANT」がトロフィーを手にしたカードを発売したほか、過去にもMVP受賞をカードになるなど、質量ともにトレーディングカードでもNBAカードをけん引するひとりである。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。