ロサンゼルス・ドジャースとシカゴ・カブスが激突する「MLB TOKYO SERIES」(開幕戦=3月18、19日・東京ドーム)に向けて、両チームの選手が来日した。
試合前から盛り上がるMLB日本開幕シリーズだが、TOPPS「MLB TOKYO SERIES 2025 SERIES ONE」も人気爆発。そこにはいくつかの限定インサートが封入されているが、「History of Japanese Baseball」もそのひとつ。MLB開幕シリーズだけでなく、日米野球も含まれているが、日本でのMLB試合で活躍した選手、話題になった選手がカードになっており、興味深い。この「TOKYO SERIES」限定インサートで過去のMLB開幕シリーズを振り返る。
【過去のMLB日本開幕シリーズ】※球場は東京ドーム
☆2000年
3月29日 シカゴ・カブス 5-3 ニューヨーク・メッツ
3月30日 ニューヨーク・メッツ 5-1 シカゴ・カブス
メッツの監督は、ロッテで指揮を執ったボビー・バレンタイン監督。第2戦で延長11回にベニー・アグバヤニ外野手が劇的な代打満塁本塁打。2004年にバレンタイン監督がロッテに復帰すると一緒に来日した。
☆2004年
3月30日 ニューヨーク・ヤンキース 3-8 タンパベイ・デビルレイズ
3月31日 ニューヨーク・ヤンキース 12-1 タンパベイ・デビルレイズ
ヤンキースの松井秀喜外野手が2試合で9打数3安打。第2戦では本塁打も放った。
☆2008年
3月25日 ボストン・レッドソックス 6-5 オークランド・アスレチックス
3月26日 ボストン・レッドソックス 1-5 オークランド・アスレチックス
第1戦で松坂大輔投手が先発し5回を安打2失点。岡島も9回にリリーフ登板し、勝利投手に。第2戦ではマニー・ラミレス外野手が本塁打。通算555本塁打のラミレスは2017年に四国ILプラスの高知ファイティングドッグスでプレーし話題に。
☆2012年
3月28日 シアトル・マリナーズ 3-1 オークランド・アスレチックス
3月29日 シアトル・マリナーズ 1-4 オークランド・アスレチックス
第1戦でイチローが4安打1打点。第2戦はイチローと同じ年のバートロ・コロン投手が先発。8回を3安打1失点で勝利投手に。メジャーで21年、46歳までMLBでプレーしたコロンは全30球団から白星を達成するなど通算247勝。2018年にはルーキー大谷と対戦も。
☆2019年
3月20日 シアトル・マリナーズ 9-7 オークランド・アスレチックス
3月21日 シアトル・マリナーズ 5-4 オークランド・アスレチックス
第1戦でマリナースのドミンゴ・サンタナ外野手が3回に右翼席へ逆転のグランドスラム。サンタナは21年に東京ヤクルトに来日し4年連続2ケタ弾。今季もオープン戦で右方向へ豪快な打球を飛ばしている。イチローが引退を発表。第2戦でルーキーの菊池雄星がメジャー初登板初先発。場内を一周したイチローを号泣しながら出迎えた。
さて、今回のMLB日本開幕シリーズでは何が、起きるだろうか。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。