F1のレッドブルは3月27日、角田裕毅の昇格を正式発表した。第2戦まで所属していたレーシングブルズからの「移籍」になり、第3戦の日本グランプリ(GP=決勝4月6日、三重・鈴鹿サーキット)からの参戦する。
レッドブルでは総合4連覇中のマックス・フェルスタッペンとチームメートになる。SNSでは「Ready for the challenge ahead 挑戦への覚悟はできている」のメッセージと、レーシングスーツ姿を公開した。
レッドブルとレーシングブルズは同じグループで独立したチームだが、連携関係にある。角田と入れ替わりで、不振のリアム・ローソンがレッドブルからレーシングブルズに移籍する。ローソンは今季からセルジオ・ペレスに代わり所属していた。
日本人がドライバーズチャンピオンを生んだチームにレギュラードライバーとして所属するのは、中嶋悟(1987−89年・ロータス)、片山右京(93−96年・ティレル)、高木虎之介(98年・ティレル)、中嶋一貴(2007−09年・ウィリアムズ)に次ぐ5人目。前年にドライバーズタイトルを獲得したチームで日本人がハンドルを握るのは初めてとなる。
角田は2021年からアルファタウリでF1に参戦。その年の第22戦アブダビGPでは最高位の4位に入った。今季はオーストラリアGPで12位だったが一時、2位まで順位を上げる場面もあった。中国GPも16位だった。
F1のトレーディングカードはTOPPS社がカードの制作・販売権を持っている。ボックス・パック商品にくわえ、オンデマンドカード「TOPPS NOW」が人気を集めている。BBMはプライベートの私服姿でオールスポーツカード「2022 Crown」にも収録するなど、角田のカードは数多く、制作されてきた。レッドブルの新しいレーシングスーツでのトレカは最速で日本Pでの「TOPPS NOW」になる。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。