大谷翔平投手のトレーディングカードで最高落札額が記録された。米国大手オークションハウス「Heritage Auctions」で3月29日、大谷のTOPPS「50/50」ボックスに封入された「Dynasty Black」が1,067,500ドル(約1億6000万円)で落札された。TOPPS社も公式SNSで発表した。

TOPPS社の公式SNSから
このカードは50本塁打、50盗塁を達成した昨年9月19日のマイアミ・マーリンズ戦で着用していたユニホームのズボンを裁断し、そのMLBロゴマーク部分をはさみ込み、大谷が金色のペンでサインした世界1枚限定の1 of 1。PSAのグレーディング鑑定で9点、サインも9点を受けている。
TOPPS「50/50」ボックスは、大谷の快挙を受け、緊急企画。TOPPS社のオンライン限定で販売され、すぐに完売するなど、日米で人気を集めた。
大谷カードのこれまでの最高額は、昨年11月に米国大手オークションハウス「Goldin Auctions」で落札されたTOPPS「2018 Bowman Chrome」の直筆サインカードの、パラレル版の25枚限定オレンジ・リフラクターの533,140ドル(約8000万円)とされていた。このカードは、ベケットのグレーディング鑑定(BGS)で、センタリング: 10点、コーナー: 10点、エッジ: 10点、サーフェス: 10点の「PRISTINE/Black Label」となる総合点10点満点、サインも10点満点を受けていた。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。