F1第4戦のバーレーンGPの決勝が4月13日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催され、角田裕毅(レッドブル・レーシング)がチーム移籍後、2戦目で初めての入賞となる9位に入った。
この日、角田は10番手からスタートした。順調な滑り出しを見せたあと、レースの中盤にはほかのマシンと接触するアクシデントもあったが粘りを見せた。12周目にピットインした際に時間のロスがありながらも、終盤にジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)をパスし9位浮上。そのまま57周を走り切った。
F1公式SNSは、ゴール直後の角田とチームとの無線交信を公開。フィニッシュ後に角田は「みんなごめん…ペースはあったけど…」とまず謝罪。チームのクリスチャン・ホーナー代表に「よく頑張った、ユウキ。初めてのポイント獲得だ。立派なドライブだった」と言われ「ポイントはありがとう。初めてのポイントが獲得できたことは良かった。頑張り続けよう」と答えている。
角田のチームメートのマックス・フェルスタッペンは6位で、優勝は予選トップでスタートしたオスカー・ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)だった。
角田は移籍初戦となった、4月6日に三重県の鈴鹿サーキットで行われた第3戦の日本GPグランプリでは12位となった。脚光を浴びる角田だが、トレーディングカードも注目度をアップしている。
昨年12月に発売された、新ブランド「2024 TOPPS PADDOCK PASS FORMULA 1」は 、MLBなどで定番ブランドだった「STADIUM CLUB」のF1版。そのデザインや、躍動感の伝わる写真の選択を踏襲しつつ、新しいカテゴリーに進出し、人気を集めている。その中で、角田は今年の躍進を予言するかのように、レギュラーカードに、写真違いのイメージバリエーションが収録されている。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。