NBAブルックリン・ネッツは20日、クリーブランド・キャバリアーズと対戦。電撃トレードで移籍したジェームズ・ハーデンがケビン・デュラント、復帰したカイリー・アービングと「合体」して、ビッグ3が完成した。3人ともに活躍したが、試合は2度の延長戦の末、135-147で敗戦。キャバリアーズの勝利の立役者となったコリン・セクストンが一躍、注目を集める試合となった。
ハーデンが21得点10リバウンド12アシストのトリプルダブル。デュラントが38得点12リバウンド8アシスト。アービングは37得点。それでも、ネッツは勝てなかった。ビッグ3初勝利を阻止したのは1度目の延長戦で同点の3ポイント、2度目の延長戦はひとりで15得点を決めたセクストン。ゲーム全体でもキャリアハイの42得点をあげた。
セクストンは2018年のドラフト1巡目(全体8位)でアラバマ大からキャバリアーズ入り。ルーキーイヤーから全82試合に出場し新人ではラリー・バード、ステファン・カリー以来となる平均16得点、3ポイント成功率40%、フリースロー成功率80%以上を記録。それでも、キャバリアーズが不振だったこともあり、3年目を迎える今季も、「点取り屋」の存在感はあったが、評価も人気もそれほどは高くはなかった。
キャバリアーズは23日もネッツを下し、今季成績を8勝7敗と勝ち越した。3年ぶりのプレーオフ出場への大きな転機となる2連勝を果たした。この2連勝はセクストンのトレーディングカードの人気アップにも大きな転機になるかもしれない。
ネッツに勝利した20日、ネットオークション「ebay」にてPSA鑑定10点満点でグレーディングされたPANINI社「2018-19 MOSAIC Prizm」の「Gold Auto」が約42万円で落札された。これは「ebay」でこの4か月間で落札されたセクストンのカードの中では4番目の高値。さらにセクストンの高額落札の上位15位までに、この試合直後に落札された4枚のカードがランクインした。徐々に市場価格が動き始めたセクストンのトレカが、ひと皮むけたさらなる活躍で高騰した時、誰もがビッグ3阻止という「事件」を語ることになるだろう。
トレカジャーナル編集部