アッパーデック社が「2021 UPPER DECK GOODWIN CHAMPIONS」の制作を発表した。スポーツ選手に限らず、著名人の直筆サイン、動物のパッチなどを封入するユニークなブランドとして知られる「GOODWIN」だが、今回はテニスの大坂なおみ選手の直筆サインカードが封入される。
父はハイチ系米国人、母は日本人という大坂選手は2018年と20年に全米オープン、2019年に全豪で優勝。テニスプレーヤーとしての実力だけでなく、優勝インタビューでのユニークなコメントなどで人気者になった。2019年に22歳の誕生日を迎え、日米の二重国籍から日本国籍を選択した。
これまで、大坂選手のトレーディングカードは直筆サインも含め、「2019 Topps International Tennis Hall of Fame」、「2020 Topps Transcendent Tennis Hall of Fame Collection」の高級版2シリーズに封入。米国スポーツ雑誌の子ども向け「スポーツイラストレイテッド・キッズ」に付録として挟み込まれたアンカットシートもネットオークションに出品されている。
今回のようにパックで購入できるブランドに収録されるのは初めての事となり、大阪選手のトレカを入手できる可能性が高くなった。「GOODWIN」はNBAのレジェンド、マイケル・ジョーダンやレブロン・ジェームスの直筆サインを現時点で入手できる数少ないブランドとして知られている。さまざまなスポーツの選手だけでなく、文化人や退役軍人ら著名人のカードも封入。動物のパッチも隠れた人気を集めるアイテムだ。
2021年版には大坂選手以外にも、2019年の全米オープンで大坂と対戦した天才少女ココ・ガウフや、パウンド・フォー・パウンドで当時1位だったワシル・ロマチェンコを破ったテオフィモ・ロペスといった注目アスリートの直筆サインカードも収録されることがアッパーデック社のHPでも発表された。
また、同社HPの商品紹介によると、レデンプションカードに記されたコードを登録することでスプラッシュカラーのカードに赤いインクで書かれた直筆サインカードが送られてくるという。こちらは25種類限定で大坂選手もノミネートされた。
人種差別への抗議活動にも積極的に取り組み、米国でも注目されている大坂選手は、2月8日に開幕する全豪オープンに出場する。
トレカジャーナル編集部