サッカJ1リーグの柏レイソルからカタール1部リーグのアル・ドゥハイルに電撃移籍したマイケル・オルンガが1月25日、エミール杯1回戦の対アル・アハリ戦に先発出場し、ハットトリックを決めた。すでに1月12日のカタール・リーグ、対アル・サッド戦でデビューしていたオルンガだが3試合目の出場で移籍初ゴールを決めた。
ケニア代表のオルンガはケニア、スウェーデン、中国、スペインのプロリーグ経て、2018年に柏へ加入。19年にはJリーグの1試合最多得点となる8得点を記録するなどランキング2位のシーズン27得点をあげ、J2優勝とJ1復帰に貢献。昨季はJ1史上9人目となる7戦連続ゴールをマークするなど、シーズン28得点で得点王とMVPに輝いた。1月4日のFC東京とのルヴァンカップ決勝に出場後、12日深夜にかねてより噂をされていたカタールへの電撃移籍が発表された。
オルンガの名前が一気にメジャーになったのは昨年12月。FIFAが公式サイトで「A year to remember for five little-known hotshots(世界的にあまり知られていない5人のストライカー)」としてオルンガを紹介した。
知名度が上がれば、次はトレーディングカードである。しかし、オルンガのトレカは日本で作られたものしかないようである。そこで、カタール移籍でコレクターが目を付けたのは、日本のトレカ。Jカードもあるが「エポックワン」はオルンガが記録を達成するごとに新しいカードを出していた。ミントの通販には海外からも注文が来ている、という。
発売時の注目度は今ほど高くはなかったため、申し込み数=発行枚数は50枚前後。発売時に購入を逃していても、まだ、ミントモールなら600円程度の手ごろな価格で入手できる。
オルンガは2月にカタールで開催されるFIFAクラブワールドカップ2020に出場する。スイスのチューリッヒで19日に行われた組み合わせ抽選会で、アル・ドゥハイルは2回戦から登場し、2月4日にアフリカ代表のアルアハリ(エジプト)と対戦することが決まった。2回戦を突破すれば、バイエルン(ドイツ)との対戦が待っている。
オルンガのさらなる活躍で、日本のオンデマンドカードとして、「TOPS NOW」や「PANINIINSTANT」に並ぶトレカへ、海外でオルンガに負けないエポックワン旋風が起こるかもしれない。
トレカジャーナル編集部