NBAで「神様」と呼ばれるマイケル・ジョーダンのルーキーカード(RC)が1月30日、738,000ドル(約7750万円)で落札された。米王手オークション「ゴールディン」で1月30日、落札されたものでジョーダンのRCでは最高額となった。
今回はジョーダンの「1986-87 FLEER」のPSAグレーディング鑑定で10点満点のものが2枚、出品された。ともに50,000ドルからスタートし1枚に24入札、もう1枚に28入札があり、最終的にいずれも738,000ドルの値がついた。落札者については明らかにされていない。
これまでMLBの最高額であるミッキー・マントルの5,200,000ドル(約5億4000万円)、NBAの最高額であるヤニス・アデトクンボの1,857,300ドル(約1億9000万円)、NHLの最高額であるウェイン・グレツキーの1,290,000ドル(約1億3400万円)に比べれば、金額的には見劣りするかもしれない。だが、ベケットの公式サイトによると、昨年12月には同じカードが217,200ドルで、1年前の2019年の12月には32,000ドルで落札されており、その高騰ぶりはすごい。
「神様」の「1986-87 FLEER」のRCはトレーディングカード界でも特別な存在だ。これまでPSAには18,000枚が持ち込まれ、10点満点は316枚だけ。わずか1.7%しか存在しない。
フェイクカード(偽造品)が出回っていることでも知られ、中にはグレーディングさえ偽造したカードもある、と言われる。
今回の落札額が今後のオークションに与える影響は大きく、間違いなく次回の落札額は上がるだろう。ルーキーたちのカードが全盛の現在だが、NBAのトレカ最高額も狙えるかもしれない。
トレカジャーナル編集部