今秋に発足する女子サッカープロリーグ「WEリーグ」に加入するINAC神戸は2月2日、日本代表FWの田中美南がドイツ女子リーグ1部のバイエル・レバークーゼンへ期限付き移籍すると発表した。
田中は昨年、日テレから神戸へ移籍し、なでしこリーグ18試合で12得点をマークした。日テレ時代は11年になでしこリーグに初出場し15年には初のベストイレブンに選出。16年から4年連続得点王を獲得し、15年から続くチームのリーグ5連覇に貢献。18、19年にはMVPにも選出された。日本代表にはU-17、U-20を経て、13年から招集されている。
今回の移籍は東京五輪を見据えての「武者修行」ともいえる初の海外挑戦。今年は9月の「WEリーグ」開幕まで公式戦はない。新型コロナの影響で日本代表の国内合宿と米国遠征も中止になった。実戦の機会を求めて海外移籍を志願した。日テレから神戸への移籍も、五輪という大きな舞台で活躍するために環境の変化を求めてのものだった。
田中と同様に、「なでしこジャパン」から今冬はFW/MF岩渕真奈(INAC神戸)がイングランドのアストン・ビラFCへ、MF長谷川唯(日テレ)がイタリアのACミランへ移籍。今年6月末までレバークーゼンに所属する田中は20-21シーズンに海外でプレーする12 人目の女子サッカー選手となった。
田中、岩渕、長谷川の海外メーカーのトレーディングカードを早く見たいところだが、まずは国内のトレカを集めて、新しいユニホームでフィールドを駆け巡る雄姿を応援するのはいかがだろう?
トレカジャーナル編集部