NBAダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチの「1 of 1」ルーキーカードが4,600,000ドル(約4億8300万円)で売買された。米国のトレーディングカード情報サイト「スラブストックス(SlabStox)」が2月28日、伝えた。個人間の売買だったが、領収書と、売買されたドンチッチのPANINI「2018-19 National Treasures」のロゴマンパッチオートの画像をSNSに掲載した。
ドンチッチの誕生日でもある2月28日にとんでもない取引が成立した。インスタグラムで「Shyne150」氏が報告した売買はドンチッチの「1 of 1」を含め、数枚のカードを合計5,880,000ドル(約6億1700万円)で支払った、というもの。他のカードについて詳細は明らかになっていない。
4,600,000ドルが事実なら、NBAトレカの史上最高額1,857,300ドル(約1億9000万円)の2.5倍になる。トレーディングカード史上最高額と言われるミッキー・マントル外野手(MLBニューヨーク・ヤンキース)の「1952 TOPPS」の5,200,000ドル(約5億4000万円)にも近い数字だった。
これまでのNBAトレカの史上最高額は昨年9月に大手オークション「ゴールディン・オークション」で落札されたヤニス・アデクンボ(ミルウォーキー・バックス)のPANINI「2013-14 National Treasures」のロゴマンパッチオート。今回のドンチッチと同じブランド、同じ「1 of 1」ロゴマンパッチオートだった。
ドンチッチのRCの最高額は2月11日に「ゴールディン」で記録された799,500ドル(約8400万円)とされている。PANINI「2018-19 PRIZM」の10枚限定の「Gold」パラレルでPSA鑑定10点満点についた。NBA3年目の今季の活躍もあり、ドンチッチのRCとしては従来の7倍以上のプライスとなり、話題となった。
この取引を公式なものと認めるか、非公式とするか、は微妙なところだ。個人間の売買は取引した両者にしか証明できない。ツイッターやインスタグラムの普及で、取引自体も星の数ほどあるだろう。しかし、その額が大きくなればなるほど、夢の膨らむ話であることだけは間違いない。
トレカジャーナル編集部