NPB12球団の選手を収録したEPOCH「2021 NPB プロ野球カード」が5月29日、発売される。毎年恒例の同シリーズだが今年は特に内容が濃い、と発売前から話題になっている。
今年のルーキーを含む監督、選手の432種のレギュラーカードに各球団から1名のレジェンドOBを選んだ12種のサブセットが加わった444種がベースになる。この「レジェンドOBカード」はいわゆる「キラカード」で、今年はイチロー(オリックス)と高橋由伸(巨人)が含まれている。
さらに、12名のレジェンドOBには直筆サインカードがある。オリックス・イチローの直筆サインカードはエポック社では「2020 #51 ICHIRO SUZUKI ORIX Blue Wave SLBC イチロー オリックス コレクション」、「2020 オリックス・バファローズ STARS & LEGENDS」に続く第3弾。オリックス時代のサインカードが存在しなかったことで、これまでのものは破格の市場価格で取引されている。オリックスのファン、イチローのファンだけでなく、プロ野球ファン、NPBトレカコレクターならゲットしたい1枚だろう。
昨年に続き、今年のルーキーも佐藤輝明(阪神)を筆頭に、グラウンドでの活躍も含め、注目を集めている選手は多く、価値のあるルーキーカード、さらにその直筆サインカードは見逃せない。これに、プロ2年目の今季、ついに1軍デビューし、5月27日の対阪神戦でプロ初勝利をマークしたばかりの佐々木朗希(千葉ロッテ)らのサインカードも封入される。球団の方針で、読売ジャイアンツと広島東洋カープの選手は直筆サインの代わりに「デコモリシグネーチャー」になるが、こちらも人気急上昇中の企画だ。
BBMやカルビーなどに比べれば、トレカの歴史がまだ、浅いエポック社だが、野球カードでは「ROOKIES & STARS」「STARS & LEGENDS」のブランドを定着させ、オリジナル企画の「GEM」「デコモリシグネーチャー」を市場に送り出した。もちろん、「2021 NPB プロ野球カード」にもこの人気インサートは含まれている。
野球以外でも「JLPGA OFFICIAL TRADING CARDS」(日本女子プロゴルフ協会オフィシャルトレーディングカード)を制作し、今年も発売予定だ。そして、日本唯一のオンデマンドカード「EPOCH ONE」では野球、サッカーの話題を即座にトレカにする。ファンやコレクターにすっかり、トレカメーカーとしても認められたエポック社にとって今回の「2021 NPB プロ野球カード」はエポックメーキングなアイテムになりそうな予感がする。
トレカジャーナル編集部