米大手オークション「ゴールディン・オークション」にサッカー界の「怪物」こと、アーリング・ハーランド(ボルシア・ドルトムント)の1 of 1ルーキーカードが出品され注目を集めている。このカードはTOPPS「2019-20 TOPPS CHROME Bundesliga」の「Superfractors」で、BGS(ベケット・グレーディング鑑定)でサイン10点満点、総合点9.5点と評価されている。
入札締め切りは6月26日で、250,000ドル(27,250,000円)で入札がスタートし、15日現在、335,000ドル(約36,515,000円)まで上がっている。同じカード(サインなし)の25枚限定オレンジパラレルのBGS「ブラック10」(センタリング、コーナー、エッジ、サーフェイスすべて10点満点)が「ゴールディン」にて146,400ドル(約15,957,600円)で落札され、近代サッカートレカの最高落札額を記録したばかり。すでに、締め切りまで10日以上を残して、記録を更新してしまった。また、今回のオークションではTOPPS「2019-20 Topps Chrome UEFA Champions League 」の10枚限定「Red Refractor」のBGS 10点満点が29,520ドル(約3,217,680円)で落札された。
※落札額はすべてバイヤーズプレミアム込み。
ハーランドは2020年1月にレッドブル・ザルツブルクからドルトムントに加入。デビュー戦で史上7人目、途中出場では史上初のハットトリックを決めるなど、リーグ戦初出場から41試合で38ゴールを記録した。チャンピオンズリーグでも史上最速で15得点に到達し、ノルウェー代表としても4試合で3得点とゴールラッシュを見せて「怪物」と呼ばれている。
まだ20歳のハーランドは、バルセロナ、マンチェスターユナイテッド、レアルマドリードなどの強力クラブへの移籍もウワサされており、今後のさらなる活躍は間違いない。そのルーキーカード、しかも、1 of 1の直筆サインカードにいくらの値がつくのか?
スーパースターの「Superfractors」といえば、マイク・トラウト外野手(MLBロサンゼルス・エンゼルス)を思い出すコレクターも多いだろう。昨年9月には「ゴールディン」で「2009 BOWMAN Draft & Prospects」の「Superfractors」(Chrome版)が野球トレカ史上最高額(当時)となる3,900,000ドル(約429,000,000円、バイヤーズプレミアム込み)で落札され話題を集めた。
以前は、米国では野球に比べ、プロスポーツとしては人気がけっして高くなかったサッカーだが、最近ではMLSの成功やトレカの高騰で関心を集めている。
サッカーカードの史上最高額は今年4月に「ゴールディン」で落札されたディエゴ・マラドーナのPANINI「1979 CALCIATORI」のPSAグレーディング鑑定10点についた555,960ドル(約60,600,000円、バイヤーズプレミアム込み)とされている。
トレカジャーナル編集部
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