MLBロサンゼルス・エンゼルスは6月28日、マイク・トラウト外野手を「10日間の負傷者リスト(IL)」から「60日間の負傷者リスト」に入れることを発表した。トラウトは5月17日の対クリーブランド・インディアンス戦で走塁中に右ふくらはぎを痛め途中交代して以降、試合に出場していない。そこまでの今季成績は36試合で打率.333、8本塁打、18打点を記録していた。
6月28日からはティー打撃を再開し25球を打った。キャッチボールもこなした。ジョー・マドン監督は「50%以上は回復した」と話したが、球団は慎重な対応を選択し、復帰は7月中旬以降となった。負傷者リストの期間が延びたため、ア・リーグ外野手部門のトップとなる2,084,542票を集め、球団史上最多の9度目の選出となった球宴は、ベンチ入りはするが、欠場する。
それでも、スーパースターは、トレーディングカードでもその輝きを失うことはない。トラウトのトレカと言えば「ゴールディン・オークションズ」で昨年8月にTOPPS「2009 Bowman Draft & Prospects」の「Superfractor」が3,900,000ドル(約4億3000万円=当時の円レート)で野球カード史上最高額(当時)を記録した。
戦線離脱中の現在でも、トラウトのカードは同オークションでは6月27日に締め切られた入札で、PANINI「2012 Prizm」の「Black Prizm Finite」(1 of 1)BGS9.5点が94,710ドル(約1041万円)で落札された。6月5日のオークションでもTOPPS「2012 Triple Threads」のサインパッチ木製カードのBGS9.5点(サインは10点満点)に13,200ドル(約145万円)の落札額がついた。
約3週間の間に落札額が跳ね上がったのは、カード自体の価値もあったかもしれないが、復帰間近の期待の表れだったのかもしれない。それにしても、お休み中でもトレカが1000万円超えとは恐れ入るばかりだ。
トレカジャーナル編集部