7月10日に入札が締め切られた「ゴールディン・オークションズ」の最新回で、ワンダー・フランコ内野手(MLBタンパベイ・レイズ)のルーキーカードが47,970ドル(約527万円)で落札された。このカードはTPPS「2019 Bowman」のインサート「30th Anniversary」のサイン入り「Superfractor」でPSAグレーディング鑑定は9点(サインは10点満点)だった。
MLB公式サイトで2年連続のプロスペクト(有望選手)ランキング1位にランクされたフランコは6月22日の対ボストン・レッドソックス戦でデビュー。いきなり本塁打を放ち、大物ぶりを発揮した。その後、「3番・遊撃手」に定着し、 7月19日の対アトランタ・ブレーブス戦では6回に同点に追いつく3号ソロも放った。
「ゴールディン・オークションズ」では今年1月30‐31日に締め切られた回でTOPPS「2019 Bowman Chrome」の25枚限定「Orange Refractor」のサイン(BGS9.5点)が40,590ドル(約442万円)で落札されたほか、5月22‐23日に終わった回では同じタイプの5枚限定「Red Refractor」のサイン(PSA10 点満点)が193,200ドル(約2125万円)で終了。「ゴールディン」でのフランコカード最高額と言われるこの193,200ドルには及ばなかったが、今回はインサートカードであることを考えても、その評価の高さがわかる。
開幕前にはデビューしていないにもかかわらず、MLB公式サイトでア・リーグの新人王候補5人のひとりに選ばれたフランコ。三振が多く、打率もまだまだ低いが、信じられない身体能力を生かした打撃、遊撃守備、走塁でファンを魅了しているだけに、メジャーの水に慣れる後半戦に爆発すれば、新人王獲得、そして、ルーキーカードの信じられないアップ率での市場価格も決して考えられない話ではない。
トレカジャーナル編集部