渡邊雄太(トロント・ラプターズ)と八村塁(ワシントン・ウィザーズ)のNBA日本人対決は来年1月に持ち越された。
渡邊は12月5日、本拠地でのウィザーズ戦に途中出場。約17分間のプレーで7得点、2リバウンド、1アシストをマークした。第1クオーター(Q)終盤からコートに立つと、ゴール下へとアタックして得点。第2Qにはリバウンドを確保して攻撃の起点になりアシスト。3点シュートも決めた。
当該選手が出場中のチームの得失点差を示す「プラス・マイナス」のスタッツは、この試合で両チーム最高となる「+16」を記録。スコア102‐90での勝利に貢献した。
NBAでの史上初の日本人対決が期待されるこのカード。今季、八村は「個人的な事情」で開幕前のトレーニングキャンプへ参加せず。3日には本拠地でのチーム練習にも参加し明るい表情を見せた。その日、行われたミネソタ・ティンバーウルブズ戦に、1日のクリーブランド・キャバリアーズ戦に続き、私服でベンチから観戦。チームメートのプレーにベンチから飛び出して声援を送る場面もあった。
八村について、ウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチは「現在の練習は1対1や2対2に限定している。まだ5対5は早すぎる。遠征では練習する機会と施設がない」と明らかにし、本拠地で調整を続けさせる、という。
ふたりの直接対決は、お互いの故障などにより昨季は一度も実現しなかった。ラプターズとウィザーズの対戦は今季ここまで開幕戦を含めて3試合あったが、日本人選手は両者とも欠場期間があり、顔を合わせていない。今季のラプターズとウィザーズの対戦は、来年1月21日にワシントンでもう1試合だけ組まれている。
ファンも、カードコレクターも、八村の復活を、そして渡邊との日本人対決を待っている。
トレカジャーナル編集部