今月アメリカのGoldin Auctionsにて、大規模なTCGオークションの開催が予定されており、その中でポケモンカードにおいて幻の1枚とも言われているカードが登場します。
そのカードの名前は「ポケモンイラストレーター」。
1997年から1998年に開催されたコロコロコミック主催のイラストコンテストにて、優秀賞以上に入選した限られた受賞者にのみ配布されたプロモーションカードとなります。その配布枚数は3度のコンテスト(23枚、8枚、8枚)の合計で39枚のみ。登場から20年以上経過した今では市場に出回る機会も限られているように思います。
イラストを手掛けたのはピカチュウの生みの親でもある、にしだあつこさん。ペンと羽箒を手にし、ヒトカゲを描くピカチュウのイラストが可愛らしく魅力的で、対戦イベントで配布されたトロフィーカードとはまた違った親しみやすさがございます。
この「ポケモンイラストレーター」はミント渋谷店にて受付が行われ、海を渡る事となりました。
10年前は80万円前後、5年前では600万円前後で取引が行われていた当カードですが、2020年以降では国内オークションで2000万円以上、海外オークションでは375,000ドル(約4300万円)の価値が付いております。2月より出品されるGoldin Auctionsには初登場となる為、公式サイトでも特設広告画像を作るなど、その期待の高さを伺い知る事が出来ます。
ポケモンカードへの注目が往来よりも更に高まっている今ならば、より驚きの結果が待っているのではないでしょうか。
落札結果等、引き続きトレカジャーナルにてお伝えさせていただきます。
毛利優介 (MINT LAB TCG担当)
ポケモンカードやMAGIC:The Gathering等あらゆるジャンルのTCGに精通しており、ジャッジやティーチャーとしての経験も豊富。好きなデッキはコンボ系。