元福岡ソフトバンクホークスのオスカー・コラス外野手がMLBシカゴ・ホワイトソックスと契約金270万ドル(約2億9700万円)で契約を結んだ。
キューバ出身のコラスは17年に来日した。当初は投打の二刀流でプレーし、18年から野手に専念。19年8月18日の西武戦ではデビュー戦で初打席初本塁打を記録した。7試合で打率.278を残し、翌シーズンのブレークが期待されたが、20年1月にメジャー契約を結ぶため亡命してしまった。MAX150キロの剛腕投手としても注目されていたコラスだが、Wソックスと契約後、米国でも野手で勝負することを表明した。
NPBでプレーし、亡命してMLB入りした選手としては横浜DeNAベイスターズからヒューストン・アストロズに移籍したユリ・グリエル内野手、ベイスターズと契約したが来日せず、兄のユリとともに亡命し、トロント・ブルージェイズ入りしたルルデス・グルエル外野手がいる。
さらに、アドリス・ガルシア外野手は2016年に巨人で4試合に出場した後、契約解除。キューバに帰国する途中、経由地のフランスで失踪し、米国に亡命。セントルイス・カージナルスを経て、昨年、テキサス・レンジャーズで31本塁打を放ち、大ブレーク。球宴出場を果たし、新人王候補にもなった。
グリエル兄弟、ガルシアともにMLBで大成功を収めており、コラスにも期待が集まる。
コラスのトレーディングカードはPANINI「Elite Extend Edition」、「Contenders」、「Prizm Draft」、LEAF「Metal Draft」、「Flash」などで、Wソックスとの契約前からカード化され注目の存在だった。日本でもエポック社のオンデマンドカード「Epoch One」が支配下登録を結んだ際と、初本塁打の試合の2枚をカード化。コラスの活躍次第ではこちらも脚光を浴びそうだ。
トレカジャーナル編集部