NBAのオールスターゲームが2月20日、米オハイオ州クリーブランドのロケット・モーゲージ・フィールドハウスで開催され、レブロン・ジェームズ率いるチームレブロンが163-160でケビン・デュラントが主将のチームデュラントを下した。ステフィン・カリーが球宴新記録となる16本のスリーポイントを決め、勝利に貢献し、MVPに選ばれた。
イースタン、ウェスタン両カンファレンスの最高得票を集めた選手が主将を務め、チーム名となるスタイルは2018年から。試合はジェームズが決勝のシュートを決め、主将として5年連続となる白星をマークした。
年に一度の夢舞台に集ったオールスター選手の中で、カリーがさらに輝いた。アンソニー・デイビスが2017年に記録したオールスターゲーム最多の52点にはわずかに届かなかったが、合計50得点。3ポイントシュート16本成功は、2016年にポール・ジョージが決めたこれまでの最多記録9本を大きく上回った。
カリーと言えば、3PGである。昨年12月14日のニューヨーク・ニックス戦ではレギュラーシーズン通算の3ポイントシュート(3P)成功数で、あと1本に迫っていた歴代トップのレイ・アレン(元シアトル・スーパーソニックスほか)の2973本のNBA記録に並び一気に抜き去った。通算789試合目での新記録樹立だった。
さらに、12月28日のデンバー・ナゲッツ戦ではレギュラーシーズン3000本目の3P成功も達成。この1本により157試合連続で3P成功も達成し、2014年11月13日から2016年11月3日にかけて自身が作ったNBA最長記録に並んだ。年が明けた1月1日のユタ・ジャズ戦では第1クォーターで新記録の158試合連続となる3P成功を達成してみせた。
カリーは最優秀選手に選出された後のインタビューで、デイビスの記録更新について「狙っていた」と明かした。頭上に掲げたトロフィーに「特別な意味がある。とても光栄なことで、とにかくうれしい」と話した。
もちろん、カリーはトレーディングカードでもスーパースター。米大手オークションハウス「Goldin Auctions」では、PANINI「2009‐10 National Treasures」の5枚限定パッチサイン(BGS9.5)が960,000ドル(約1億944万円)で落札されたこともある。今回の新記録を達成しての真骨頂のMVP獲得は、トレカの市場価格にも影響を及ぼしそうだ。
トレカジャーナル編集部