米国大手オークションハウス「Goldin Auctions」の最新回で、NFLのGOAT(史上最高)と言われるトム・ブレイディのルーキーカードが115,200ドル(約1320万円)で落札された。先日、昨季限りの引退を撤回したブレイディだが、その存在感も、トレカも健在ぶりを証明した。
このカードは「2000 PLAY OFF CONTENDERS」の「ROOKIE THICKET」のサインカードでBGSグレーディング鑑定でカード状態は9点、サインは10点満点と評価されている。
昨年6月に米国オークションハウス「リーランズ」で同じカードのパラレル版“Championship Ticket”(BGSは同点)がNFL史上最高額である3,107,372ドル(約3億4000万円)を記録した。この時は、ブレイディが移籍1年目のタンパベイ・バッカニアーズをスーパーボウルへ向けリードするという劇的な展開の中で、その後、バッカニアーズは18年ぶり2度目の全米王者に。ブレイディはスーパーボウル史上最多の10度目の出場で7度目の優勝、自身の記録を更新する史上最多の5度目のMVPに輝いた。タイミング的にもこの時の落札額には及ばないが、「Goldin Auctions」での通常版直筆サインカードとしては今回が最高落札額となった。
この「2000 PLAY OFF CONTENDERS」の「ROOKIE THICKET」のサインカードはオークションにたびたび、出品されるブレイディの代表的なルーキーカードだが、その状態で落札額に大きな差が出ることでも知られている。PSAのグレーディング鑑定数分布データでは3月17日現在、185枚を鑑定し、8点が一番多い82枚、9点が16枚、10点満点が13枚となった、という。
※「Goldin Auctions」での落札額はバイヤーズプレミアム込み。
トレカジャーナル編集部