鈴木誠也外野手がMLBシカゴ・カブスと契約合意に達した。鈴木はNPB広島東洋カープからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた。3月15日、米メディアが一斉に報じた。
報道によると、契約は5年総額7000万ドル(約82億6000万円)。日本野手の渡米時では07年オフに中日から同じくカブスへ移籍した福留孝介外野手(現中日ドラゴンズ)の4年総額4800万ドル(当時約54億2000万円)を上回り、歴代最高額の大型契約となった。
カブスの日本人選手の所属は18~20年に所属したダルビッシュ(現パドレス)以来2年ぶり8人目となる。野手は田口壮外野手、前述の福留、川崎宗則内野手、投手は上原浩治、高橋尚成、前述のダルビッシュ、藤川球児、和田毅がプレーした。
ジョー・マドン監督(現ロサンゼルス・エンゼルス)が指揮を執り、2016年にワールドシリーズを制したカブスだが、現在は再建の途上。昨季は主力だったリゾ、ブライアント、ゾブリスト、バエスら高額年俸選手を他球団へ放出。ナ・リーグ中地区4位に低迷した。高額契約でも27歳とまだ若い、鈴木には再建のキーマンの期待がかかる。
気になる米国カードメーカーの発行する鈴木のルーキーカードだが、トップバッターはオンデマンドカードの「Topps Now」か?。通常のブランドは夏場以降、「シリーズ2」や高級版ブランドでの登場になりそうだ。
トレカジャーナル編集部