NPBの2022年シーズンが3月25日、開幕。ルーキー3選手がいきなりの活躍を見せ、エポック社のオンデマンドカード「Epoch One」で、2種類ずつ、トレーディングカードになった。
大勢(読売ジャイアンツ)は3月25日の中日ドラゴンズとの開幕戦で初登板。2点リードの9回、2安打と死球で2死満塁のピンチを招いたが、無失点に抑えセーブ。球団の新人では史上初、NPBでも1982年の山沖之彦(阪急ブレーブス)以来、40年ぶり2人目の新人開幕戦セーブを記録した。さらに、翌26日の同カードでも9回1イニングを無安打無失点に封じて2戦連続のセーブ。NPB史上初のルーキーとして初登板から2戦連続セーブを達成した。快速球での新人守護神ぶりは、昨季の栗林良吏(広島東洋カープ)を彷彿させるが、栗林は「Epoch One」でカードにならなかった。
パ・リーグのふたりのルーキー捕手も開幕戦デビューを果たした。松川虎生(千葉ロッテマリーンズ)は東北楽天ゴールデンイーグルスを相手に2006年の炭谷銀仁朗(埼玉西武ライオンズ)以来22年ぶり3人目となる高卒新人捕手の開幕マスク。3投手を好リードで引っ張り、完封リレー。高卒新人捕手の開幕マスクで勝利を挙げるのは球団史上初、1967年の谷本稔(大映スターズ)以来67年ぶりの快挙を達成した。この試合は3打数無安打に終わったが、27日の同カードで第2打席でプロ初ヒットとなる右前安打。この初安打も「Epoch One」になった。
対戦相手の安田悠馬(東北楽天ゴールデンイーグルス)もすごかった。球団初の新人捕手スタメン出場。3打数無安打に終わったが、雨天中止を挟んで27日の同カードで第2打席に佐々木朗希から左前へプロ初安打。29日の対オリックスバファローズ戦では5回に右翼スタンドへ12球団新人最速となるプロ初本塁打。同点に追いついたイーグルスは7回に勝ち越し、田中将大に日米通算182勝目がついた。初安打と、初本塁打の豪快な打撃フォームは「Epoch One」で再現され、胸も躍る。
ちなみに、「Epoch One」は今年のJLPGA(プロ女子ゴルフ)の毎週のトーナメントでの優勝者や特別な記録をカード化することを発表しているが、開幕戦の「第35回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」、第4戦目の「アクサレディスゴルフトーナメントin MIYAZAKI 2022」と4試合で2勝した西郷真央がトレカに、第5戦の「ヤマハレディース葛城」でも2週連続Vを果たして「Epoch One」登場は確実。こちらはルーキーではなく、プロ2年目だが、恐るべき20歳の「Epoch One」ラッシュとなった。
トレカジャーナル編集部