ブロックチェーンゲーム、NFTサービスの開発を行う、CryptoGames株式会社は、NFTマーケットプレイス「OpenSea」において内村航平選手の引退を記念したNFT「Memorial Art of Gymnastics Legend – KOHEI UCHIMURA × DAI TAMURA -」が12.5ETH(約510万円)で落札された、と発表した。収益の一部はトップアスリートが競技の壁を越えて、学生アスリートの成長を支援する「一般社団法人スポーツを止めるな」に寄付される。
体操界で数々の偉業を成し遂げてきた内村の功績を讃えるこの企画では、イラストアーティスト・田村大さんが「Memorial Art of Gymnastics Legend – KOHEI UCHIMURA × DAI TAMURA -」を制作した。内村選手が現役時代にこだわり続けた「着地」の瞬間をダイナミックで躍動感あふれるメモリアルなNFTアートとして完成。12.5ETH(約510万円)の落札額がつき、高い評価を受けた。
田村さんは「内村選手が目指す体操界の発展と成長に向けた新たな挑戦に参加できたことは自分にとっても貴重な経験になりました。本取組を通じた収益金が学生アスリートをサポートすることに役立つことで、スポーツの発展につながればと思います」と語った。
現役時代から体操界の発展と成長を願い「子どもたちをはじめとした多くの人々に体操の楽しさや素晴らしさを知ってもらいたい」との想いを抱いてきた内村選手。「Memorial Art of Gymnastics Legend – KOHEI UCHIMURA × DAI TAMURA -」について、CryptoGames株式会社は「その想いをより多くの人々に届け、新たな挑戦を始める内村航平のこれまでの功績を半永久的に次の世代に語り継ぐ象徴として時代とともにさまざまな価値や魅力を生み出していくことでしょう」としている。
また、3月31日からはLINE Blockchainを採用したNFTマーケットプレイス「LIVE Sign. NFT」において「内村航平 NFT名誉会員証 with LIVE Sign.」の販売もスタート。「NFTを通じてメモリアルな思い出を共有し、同時に、新たな時代に先駆けた中長期的な取り組みをファンの皆様と共創していく」という。
LIVEサインは、テニスの錦織選手等トップアスリートが試合後、カメラのレンズに直接サインを書き込むというパフォーマンスで有名になった。それと同じようにレンズに書かれたサインをデータ化し、NFTに落とし込んでいる。動きのあるサインはデジタルならではであり、ファンには嬉しい仕組みだ。販売サイトでその動画を見ることも出来る。
「内村航平 NFT名誉会員証 with LIVE Sign.」は販売価格80,000円で
①名誉会員証CG動画NFT(6種類のうち1タイプを選択)
②KOHEI UCHIMURA THE FINALで内村航平選手が披露した最終演技全6種目それぞれの名場面、および演技終了直後に書いたLIVE Sign.※映像等を含んだ約160秒の動画NFT
③デジタルフォトフレーム(①②の動画入り)
がセットになる。
NFTは「Non-Fungible Token」の略語で、デジタルデータに複製やコピーが不可能にした技術。昨年から注目度を高め、画像や動画がNFTとして売買されるようになり、アート作品ばかりでなく、トレーディングカード界にも参入。PANINIが積極的にNFTの動画をトレカとリンク。昨年12月にはメルカリがパ・リーグ6球団の名場面やメモリアルシーンをコレクションできるNFT「パ・リーグ Exciting Moments β」の提供を発表した。
トレカジャーナル編集部