NBAは4月23日、報道関係者による投票で決まる新人王を発表。昨年のドラフトで全体4位指名のスコッティ・バーンズ(トロント・ラプターズ)が受賞した。
NBAの新人王はスポーツ記者やスポーツ放送局の関係者100人の投票(1位票5ポイント、2位票3ポイント、3位票1ポイント)で決定する。最終候補者と投票結果は バーンズとモーブリーの差は1位票で5票、ポイントでわずか15ポイント差。過去20年間で15ポイント差は最少だった。
1位 スコッティ・バーンズ(トロント・ラプターズ) 378ポイント(1位票=48、2位票=43、3位票=9)
2位 エバン・モーブリー(クリーブランド・キャバリアーズ) 363ポイント(1位票=43、2位票=46、3位票=10)
3位 ケイド・カニングハム(デトロイト・ピストンズ) 153ポイント(1位票=9、2位票=10、3位票=78)
バーンズは、今季74試合に先発出場してルーキーで3位の平均15.3得点、同5位の7.5リバウンド、3.5アシスト、1.1スティールを記録。モーブリーは全体3位指名で69試合に先発出場して、平均15.0得点、8.3リバウンド、2.5アシスト、1.7ブロックだった。
ラプターズの新人王は、1996年のデイモン・スタウダマイアー、1999年のビンス・カーターに続くチーム史上3人目の受賞となった。受賞はこの日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズのプレーオフ1回戦第4戦の試合前に伝えられた。試合は、左足首捻挫から復帰したバーンズらの活躍で、ラプターズが110-102でシリーズ初勝利。セブンティシクサーズのスイープを阻止し、プレーオフ敗退を免れた。
バーンズのトレーディングカードは人気で、新人王が決定した24日はネットオークション「eBay」でレギュラーカードも含め、276件という多くの売買が成立。日本でいえば、まるで、完全試合達成時に佐々木朗希投手(NPB千葉ロッテマリーンズ)のトレカ取引のような状態になった。
トレカジャーナル編集部