サッカードイツ1部、ブンデスリーガのシャルケ04は7月5日、日本代表で主将を務めるDF吉田麻也との契約を発表した。同クラブが発表した。来年6月30日までの1年契約で、1年の延長オプション付き。開幕戦は8月7日、アウェイでのケルン戦となる。
吉田は契約満了に伴い、6月末でイタリア1部リーグ、セリエAのサンプドリアを退団。6月の日本代表の国際親善試合4試合を戦った後、日本で自主トレを続けていた。7月4日に羽田空港から自宅のある英国へ戻っていた。
シャルケにはこれまで内田篤人、板倉滉(現ボルシアMG)がプレーした。吉田はシャルケの公式サイトの動画の中で「3人目の日本人としてシャルケに加わることが決まりました。前の2人に負けないように、僕も精いっぱい、このチームに貢献できるように頑張ります」と日本語で語った。さらに「長い間、ブンデスリーガを非常に興味深くフォローしてきた。ようやくこのクラブの一員になれた。うれしく思う」のコメントも掲載された。
吉田にとって、シャルケは名古屋グランパス、VVVフェンロ、サウサンプトン、サンプドリアに続く5つ目の所属プロチームで、4か国目のリーグ。これで、4大リーグのうちでスペインを除く3つでプレーすることになった。VVVフェンロは、シャルケの本拠地から車で約1時間。内田篤人が右サイドバックでプレーしていた時、(シャルケの本拠地)フェルティンス・アレーナに足を運んだこともある、という。
1904年創設のシャルケは、ブンデスリーガの中でも人気を誇る。ブンデスリーガ7度、ドイツ杯5度、ドイツリーグ杯1度、と数々のタイトルを獲得している。昨季は2部で優勝し1部復帰を果たした。クラブ幹部は「マヤは私たちのチームで重要な役割を果たすために必要なすべてを持っている」と語った。
11月開幕のW杯カタール大会では、日本代表は1次リーグで、ドイツと11月23日の初戦で激突する。ドイツ代表にはブンデスリーガに所属する選手も多い。自身3度目のW杯に臨む吉田は日本代表の主将としても、ドイツのサッカーを肌で感じることになる。
W杯のカードが先になるか、シャルケのユニホームでのトレカが先になるか、は微妙なところ。それでも、ワールドワイドな吉田のトレカは今後もまだまだ、作られていく。
トレカジャーナル編集部