卓球のTリーグ初の個人戦となった「ノジマカップ」の女子決勝が8月14日、トッケイセキュリティ平塚総合体育館で行われ、早田ひなが平野美宇を4-1で下した。
東京五輪団体で銀メダルを獲得した平野を相手に第1ゲームをこの大会で初めて先取される苦しい立ち上がり。第2ゲームを奪い返したものの、第3、4ゲームではリードをしながら追いつかれる苦しい展開。
それでも、最後は持前のパワフルな卓球で勢いの差を見せた。「150%、楽しかった。試合の流れよりは1本1本に集中した」と落ち着きぶりさえ見せた。
今大会は24年パリ五輪シングルス代表の選考対象大会でもあった。早田は選考対象大会は3月の「ライオンカップ・トップ32」に続いて2連勝。「追いかけられる立場。進化し続けなければいけない」の言葉にも成長がはっきり感じられた。
早田がこの日、決勝で下した平野は同じ22歳。すでにスタープレーヤーのひとりとなっていた平野は発売されたばかりのBBM「2ndバージョン」にも始球式カードが封入され、直筆サインカードが高値で売買されているほか、BBM「シャイニングビーナス」や「インフィニティ」でもサインカードがある。
東京五輪は代表のリザーブメンバーだった早田が邁進する「パリ五輪の星」。残念ながら、まだ、トレカの作られていない早田が卓球カードの星も目指す。
トレカジャーナル編集部