NFLの2022年シーズンが9月8日に開幕し、バッファロー・ビルズが昨季のスーパーボウル覇者である、ロサンゼルス・ラムズに31-10で快勝した。
この日はこの試合だけ。ラムズが昨季、スーパーボウルを制したカリフォルニア州イングルウッドのソーファイ・スタジアムで、ビルズが新しいシーズンの勝ち名乗りを一番にあげた。
試合はビルズがQBジョシュ・アレンのTDパスなどで10点のリードを奪う。ラムズもQBマシュー・スタッフォードからスーパーボウルMVPのWRクーパー・カップへのTDパスと、マット・ゲイの57ヤードのFGで同点に追いつき前半を折り返した。
アレンは第3Qの7分1秒、WRアイゼイア・マッケンジーに7ヤードのTDパスを通して勝ち越し。このクオーターの終盤から第4Qの序盤にかけての6分44秒間では、13回のドライブで89ヤードを突き進み、最後は残り4ヤードを自らのランでTDを記録し、ラムズを引き離した。前半でインターセプトを2度喫しながらも、31回中26回のパスを成功させて297ヤードと3TDをマーク。10度のランで両チーム最長となる56ヤードを獲得した。
この日の勝利の立役者となったアレンは2018年のNFLドラフトで1巡目全体7位でビルズに指名され入団。ルーキーイヤーから司令塔の座を勝ち取り、2年目にはキャプテンも務めた。2020年から2シーズン連続で地区優勝にビルズを導いた。トレーディングカードも人気で、今年4月には米大手オークションハウスの「Goldin Auctions」ではPANINI「2018 National Treasures」のルーキーパッチオート(PSA10)が312,000ドル(約4,400万円)で落札された。
各ブックメーカーはビルズを今季の優勝候補の筆頭に推している。昨季11勝6敗でAFC準決勝でチーフスに敗れているが、その前評判通り、攻守で王者ラムズを圧倒した。今季は各チームがレギュラーシーズン17試合を戦う。プレーオフを経て、スーパーボウルは来年2月12日にアリゾナ州グレンデールで行われる。その夢舞台に、アレンは立っているだろうか?
トレカジャーナル編集部