F1の第18戦、日本GPの決勝が9日、三重・鈴鹿サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季12勝目。ドライバーズ部門で2年連続2度目のタイトルを獲得した。
3年ぶりの日本GPは降雨の中での開催。スターティンググリッドに整列したマシンが14時、一斉にスタートするも、1周目からクラッシュ、スピンが多発。2周目には赤旗中断となり、14時50分からの再スタートとアナウンスされたが一向に雨は止む気配なく再中断に。16時15分の再スタートは、セーフティカー先導のままのローリングスタートとなった。
ポールポジションからスタートしたフェルスタッペンは2位以下を大きく引き離しフィニッシュ。「まずはレースができてよかった。レースができないことが最悪だったから。チャンピオンシップはここで決められたら良かったけれど、次のレースに大きなチャンスがある」とレース直後に答えた王者。続く3位に入った同僚のセルジオ・ペレスのインタビュー中に情報が入り、インタビュアーに再び呼び戻された。
ペレスとの熾烈な2位争いを展開していた、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が最終ラップの最終シケインでオーバーランしたまま、フィニッシュ。審議の結果、5秒のタイムペナルティが科せられ、ペレスが逆転し2位に、ルクレールは3位に順位を落としたため、総合ポイントでフェルスタッペンの年間王者が決まったのだ。
「あなたがチャンピオン(年間優勝)です」と伝えられた。「本当に? 信じられない。素晴らしい」と破顔。恋人のケリー・ピケさんやスタッフらと抱き合い、2年連続の年間王者に輝いた喜びを分かち合った。
日本GP初出場の角田裕毅(アルファタウリ)は13位だった。
F1のトレーディングカードはTOPPS社がカードに関する制作・販売の独占契約を結んでから、新しい人気カテゴリーとなっている。米国大手オークションハウス「Goldin Auctions」では今年7月にフェルスタッペンのTOPPS「2020 Topps Chrome」のスーパーフラクター(1 of 1)のルーキーサインカードが534,000ドル(約7700万円)で落札された。
トレカジャーナル編集部