NPBのドラフト会議が10月20日、都内で行われ、支配下69人、育成57人の合計126人が指名された。
今年は会議前日までに12球団中9球団が1位指名を公表。公表していなかった球団のうち、横浜DeNAは単独指名となったが、阪神が巨人と浅野翔吾外野手(高松商)で、千葉ロッテが東北楽天と荘司康誠投手(立教大)と競合。巨人と東北楽天が抽選でそれぞれ交渉権を獲得した。
【12球団の1位指名選手】
東京ヤクルト=吉村貢司郎投手(東芝)
横浜DeNA=松尾汐恩捕手(大阪桐蔭高)
阪神=×浅野→ 森下翔太外野手(中央大)
巨人=〇浅野翔吾外野手(高松商高)
広島東洋=斉藤優汰投手(苫小牧中央高)
中日=仲地礼亜投手(沖縄大)
オリックス=曽谷龍平投手(白鴎大)
福岡ソフトバンク=イヒネ・イツア内野手(誉高)
埼玉西武=蛭間拓哉外野手(早稲田大)
東北楽天=荘司康誠投手(立教大)
千葉ロッテ=×荘司→ 菊地吏玖投手(専修大)
北海道日本ハム=矢澤宏太投手(日本体育大)
指名された主な注目選手としては、巨人1位の浅野は今夏の甲子園で1番打者として春夏初の1大会3本塁打を放った高校通算68アーチのスラッガー。福岡ソフトバンクのイツアはナイジェリア人の両親を持つ身体能力抜群の大型遊撃手。北海道日本ハム1位の矢澤は投打の二刀流サウスポー。埼玉西武5位の山田陽翔投手(近江高)は3季連続出場した甲子園で松坂大輔に並ぶ通算11勝を記録した。中日5位の濱将乃介内野手(日本海オセアンリーグ・福井)は新設の独立リーグで初代MVPに輝いた俊足プレーヤーだ。また、北海道日本ハムは3位で、今季初めてMLB昇格を果たした加藤豪将内野手(メッツ傘下3A)を指名した。
これまでの通りなら、入団発表での写真を使い、エポック社が「Epoch One」で、BBMは「ルーキーエディション」で新人たちのルーキーカードがまず、登場する。とりわけ、「ルーキーエディション」は育成ドラフト指名選手も全員がカードになる。来季から四軍制度を敷く福岡ソフトバンクは育成ドラフトで14人を指名。支配下6人と合わせ12球団最多の指名となった20人のルーキーカードが楽しみだ。
トレカジャーナル編集部