NBAのジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)が開幕から圧倒的な存在感を見せている。10月28日には対サクラメント・キングス戦で22得点をマークし、125-110と2連勝に貢献。チームはウェスタン・カンファレンスでトップの4勝1敗とし、得失点差で2位につけている。
NBA3年目を迎えたモラントは22日の対ヒューストン・ロケッツ戦で49得点。チームは129-122で、逆転の開幕2連勝を飾った。さらに、25日の対ブルックリン・ネッツ戦ではスティーブン・アダムズとともに38得点。ネッツのケビン・デュラントとカイリー・アービングも37得点ずつをあげ、NBA史上3度目という1試合で4選手が35得点以上を記録するという点の取り合いを制して134-124で勝利した。
モラントはここまで5試合で平均32.8分で同32.6得点。単純換算で1分間で1得点を記録していることになる。輝いているのは得点力だけではない。ロケッツ戦では終盤にジェイレン・グリーンを背後から追いかけ、レイアップを驚異的な跳躍力でブロックした。このシーンはいずれ、トレカになるかもしれないほどの衝撃度だった。PANINI社のオンデマンドカード「Panini Instant」では22日のロケッツ戦でのダンクがカードになった。
「ボクがこのチームに火を付ける。ボクがエネルギーを出して、みんながステップアップするきっかけを作る。リーダーとして、ボクがやらなきゃいけないと思っている」とモラントは今季への思いを口にする。「ここ数年でチームにはたくさんの成長があった。ボクたちはただ進み続ける」とすっかり、チームリーダーに成長した23歳には早くもMVPの声が上がるほど。
2019年のドラフトで全体2位で指名されNBA入りしたルーキーイヤーからルーキーカードが高額で取引されてきた。確実にスーパースターへの階段を上がり続けるモラントがトレカでもスーパースターへの階段を上がっている。
トレカジャーナル編集部