サッカーJ1リーグの横浜F・マリノスが11月5日、敵地 ノエビアスタジアム神戸 でヴィッセル神戸を3‐1で下した。首位のマリノスは勝ち点を68に伸ばし、3シーズンぶり5度目の優勝を決めた。
前半26分にFWエウベルが先制。1-1の後半8分にMF西村拓真が左足で決勝点。同28分にはFW仲川輝人がクロスに合わせ追加点。そのまま、逃げ切りリーグ最多の70得点、最少タイの35失点のチーム力を見せた。
93年のJリーグ開幕からクラブ創設30周年目を最高の形で飾った。「5つ目の星を届けることができて本当にうれしい。この日のためにやってきたので、みんなの喜ぶ顔が見られて感無量です」と主将のMF喜田拓也は涙を浮かべた。
前回の2019年の優勝も経験した喜田だが「僕自身がキャプテンとして何を残せたかはわからない。すべてをかけてマリノスのキャプテンを務める覚悟は持っていましたが、ふたを開けてみれば周りに助けられたことばかり。苦しい時に一歩、頑張らせてくれたのはチームメート、チームスタッフ、ファン・サポーターの存在でした」と頭を下げた。
昨季は2位。今季はW杯イヤーの過密日程。「Jリーグを制覇できたのも、試合に出た選手だけでなく、日頃からハードワークして、試合に出られなくてもチームのためにやりきった選手がいるからこそ、タイトルを取れるのだと身を持って体感しました。僕にとっても、チームにとっても、試合に出た、出ないではなく、全員がヒーローだと心から思う。一人一人にありがとうと、伝えたいです」と振り返った。
10月末に発売された「横浜F・マリノス オフィシャルトレーディングカード スペシャルエディション」はほぼ完売状態。創設30周年を記念したスペシャルな内容での構成となったが、トレーディングカードだけでなく、ピッチでもメモリアルイヤーを飾る輝きを放った。
トレカジャーナル編集部