【第10位】大谷がTOPPSのカードナンバー#1に! MLBカード発売日には列も!
TOPPS社は「シリーズ1」のカードナンバー#1とボックスデザインに大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)を起用。昨季、投打の二刀流で歴史的な成績を残し、ア・リーグMVPにも選出された大谷がファンの投票で最多得票を集めた。この「シリーズ1」発売日にはMINTの一部店舗で開店前に購入希望者の列ができたほど。この「シリーズ1」に限らず、今年のMLBカードは人気を集めた。
【第9位】「サッカーの王様」ペレさんが天国へ。サッカーカードでも最高額の「王様」!
ワールドカップ(W杯)で3回、優勝を果たした元ブラジル代表のペレさんが12月29日、天国へ旅立った。82歳だった。今年2月にはルーキーカードのALIFABOLAGE「1958 Alifabolaget」(PSA9)がサッカーカードの最高額となる1,330,000ドル(約1億4950万円)で売買された。ALIFABOLAGET社はスウェーデンのトレーディングカードメーカーで、「1958 Alifabolaget」は36枚のセット。ペレのルーキーカードはスウェーデンのストックホルムで開催されたワールドカップにブラジル代表として出場し、準決勝でハットトリック、決勝で2ゴールを決めた17歳のペレの写真を使用している。
【第8位】女子ゴルフのプロモカードが人気に! インスクブームは来るか?
エポック社では人気ブランドに成長した女子ゴルフカード「JLPGA OFFICIAL TRADING CARDS」を今年は「ROOKIES & WINNERS」と「TOP PLAYERS」の2種を発売。相変わらずの人気ぶりを証明した。その人気が波及する形で、店頭で配布されたプロモーションカードが脚光を浴びた。通常のレギュラーカードのデザインの表面に、サインとインスクリプション(添え書き)が印刷されており、1パックに1枚が封入されていた。中にはオークションなどで5,000円を超えたカードもあり、今後のインスクブームにもつながる可能性もありそうだ。
【第7位】フェデラー引退でテニスカードが爆上がり!
男子テニスの元世界ランキング1位のロジャー・フェデラーが9月25日までロンドンで開催されていた「レイヴァー・カップ」で現役を引退した。「Sports Collector Daily」によると、フェデラーの収集グッズの eBay での売り上げは 1050% 急上昇し、引退を発表した後、1週間で、eBay での彼のルーキー カードの検索は3900% 増加した。トレーディングカードは1,000 ドル以上で販売されるものも多く、TOPPS「2020 Transcendent Tennis Collection」の25枚限定サインカードが 約3,000 ドルで販売されたほか、NETPRO「2003 Elite」のPSA10 は 1,300 ドルの値をつけた。
【第6位】池江璃花子さんの競技カードが初登場!
12月下旬に発売されたBBMの新オールスポーツカード「Crown」に、東京五輪の女子水泳の池江璃花子さんの「初カード」が封入された。池江さんは急性白血病から奇跡の復活を遂げ、昨年の東京五輪に出場。メダルこそならなかったが、400メートルメドレーリレーで8位に入賞した。昨年、発売されたBBM「Fusion」には、昨年9月25日の東京ヤクルト・中日ドラゴンズ戦の試合前に神宮球場で行った始球式のカードが封入されたが、力強い泳ぎを再現した競技カードになるのは初めて。ほかにも、フリースタイルスキーで5大会連続五輪出場の上村愛子さんの初カードが登場した。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。