レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が2月7日、NBA歴代最多得点記録を更新した。本拠地クリプト・ドットコム・アリーナでの対オクラホマ・サンダー戦の第3クォーター残り10秒での得点で3万8388点目をマークし、カリーム・アブドゥル・ジャバー氏の記録を更新した。
ここまで通算3万8352点をあげ、新記録樹立まであと36点で試合に臨んだレブロン。ジャバー氏も見守る中、第1Qは8点、第2Qは12点をあげた。
そして、第3Q残り10秒。レブロンは相手にマークされる中、フリースローライン付近でのフェイダウェイから3万8388点目を決めた。最多記録を更新すると、両手を大きく上げて喜びを示した。会場は歓声と拍手に包まれた。
試合は中断され、セレモニーがスタート。ジャバ―氏もアリーナに下り、レブロンと抱擁した。マイクを持ったレブロンは喜びと感謝の言葉を口にした。
「とんでもないレジェンドであるカリームの目の前で達成できて非常に嬉しい。彼は私にとってとても大きな意味を持つ。私の美しい妻、娘、2人の息子、友人たち、仲間たち、家族、母。ここ20年以上の期間かかわってくれた全ての人たちに本当にありがとうと伝えたい。あなたたちの助けや情熱、犠牲がなければ今の私はいなかった」と言葉を並べた。
試合はその後、レイカーズが追う展開で第4Qも終盤までサンダーを追い詰めたが、130-133で惜敗し、大記録を勝利で飾れなかった。レブロンはこの日、38得点、7リバウンド、3アシスト、3スティールで通算得点を3万8390点にまで伸ばした。
2003年のドラフト全体1位でクリーブランド・キャバリアーズに指名され入団したレブロンは、マイアミ・ヒートへの移籍と、キャバリアーズへの復帰を経て、2018年にレイカーズに移籍し、今季が20シーズン目。これまで4度のNBA優勝とNBAファイナルMVPをはじめ、4度のシーズンMVP、NBA史上最多タイ19度目のオールスター選出と数々の偉業を達成。NBA史上最高の選手として「キング」と呼ばれる。
レブロンのトレーディングカードもバスケトレカの「キング」。米大手オークション「PWCCマーケットプレース」で昨年4月、レブロンのルーキーカード「2003-04 Upper Deck Exquisite Collection」の23枚限定パッチオート(BGS9)が5,200,000ドル(約6億8120万円)で落札。この金額はNBAトレカの史上最高額とされる。
他にも「Goldin Auctions」では昨年6月に出品された1 of 1の「2020-21 Panini Flawless Triple Logoman」と、昨年10月に出品された「2003-04 Upper Deck Exquisite Collection」の99枚版(BGS9.5)が、いずれも2,400,000ドル(約3億1440万円)で落札されている。
※「Goldin Auctions」での落札額はバイヤーズプレミアム込み。
トレカジャーナル編集部