2022年のJリーグに於いて、3年ぶり5度目のリーグ優勝を飾った横浜F・マリノス。その中にあって32試合に出場し、守備の中心として堅守を支え、優勝に大きく貢献したDF岩田智輝選手はJリーグMVP(最優秀選手賞)に輝いた。
その岩田選手が昨年末にスコティッシュプレミアリーグの名門セルティックFCへ期限付きで移籍することが発表された。
岩田選手は大分県宇佐市出身で大分トリニータの下部組織で頭角を現し、センターバック、サイドバック、フォワード、ボランチとGK以外のすべてのポジションを経験。2016年に大分のトップチームに昇格。2021年に横浜F・マリノスに完全移籍。その年から守備的なポジションで多彩な能力を発揮。2022年も主にボランチで出場したが、センターバックとしても起用され、リーグ最少失点の安定したディフェンスの中心となった。
F・マリノスの前監督であるポステコグルーが指揮をとるセルティックには2月末時点で岩田選手だけでなく、古橋亨梧、前田大然、旗手怜央、小林友希と日本人選手が5人も所属し、リーグ戦で首位を走るチームを支える原動力となっている。欧州初挑戦となる岩田選手には今後、激しいポジション争いを勝ち抜いてもらいたい。ポステコグルー監督の様々な起用法に対し、持ち味の高い順応性とポリバレント性で、きっとその期待に応えてくれるだろう。さらなる成長を見せ、日本代表での活躍も願っている。
さて、トレーディングカードでの評価を見ると、MINT-MALLに日本代表の直筆サインカードとGEMがそれぞれ5,000円で出品されている。今後の活躍が大いに期待できるだけに、カードファンとして先物買い的に、今からコレクションしておいたほうがいいかもしれない。
Chief(ライター)
国内サッカーを中心にトレカの世界を長年に渡って見守って来た元スポーツ雑誌編集者。横浜F・マリノスサポーター。ラグビー、相撲にも造詣が深い。