日本プロ野球(NPB)で活躍した助っ人選手をカード化したエポック社の「日本プロ野球外国人OB選手会」。第2弾となる2022年版が好調な動きを見せている。MINT池袋の玉川裕也さんによると、そのリストは「第1弾に比べ、この選手がカードになってくれたのか、という外国人選手が多い印象です。それだけに、楽しめるカードセットだと思います」という。
「ヤフオク!」での3月6日現在の選手別落札額ベスト10(同一選手はカウントしない)は次の通りになっている。所属球団はカードの写真。
【10位】21,000円 レロン・リー外野手(ロッテオリオンズ) 2枚限定サインカード
【9位】21,611円 ケビン・ミッチェル外野手(福岡ダイエーホークス) 27枚限定サインカード
【8位】22,000円 エディ・ディアス内野手(広島東洋カープ) 9枚限定サインカード(引換券)
【7位】25,000円 クリス・ジョンソン投手(広島東洋カープ)2枚限定サインカード
【6位】25,500円 エディ・ディアス内野手(広島東洋カープ) 9枚限定サインカード(交換券)
【5位】26,500円 マイク・グリーンウェル外野手(阪神タイガース) 27枚限定サインカード
【4位】27,100円 タフィ・ローズ外野手(大阪近鉄バファローズ) 5枚限定サインカード
【3位】27,273円 トレイ・ヒルマン監督(日本ハムファイターズ)/マーティ・ブラウン監督(広島東洋カープ) 6枚限定コンボサインカード
【2位】39,500円 ロベルト・ペタジーニ内野手(ヤクルト・スワローズ)15枚限定サインカード
【1位】69,505円 ロバート・ローズ内野手(横浜ベイスターズ) 11枚限定ボールサインカード
2位のロベルト・ペタジーニはタフィ・ローズとのコンボサインカードが57,999円で落札。
1位のロバート・ローズに関しては、同じカードが55,000円で、カルロセ・ポンセ(横浜大洋)とのコンボサインカードが52,000円で落札。落札額ベスト10の中に5枚のカードがランクインしている。
ロバート・ローズは来日1年目の1993年に打点王を獲得し、99年には首位打者と打点王の2冠王に輝いた。99年にはNPB初の3回目のサイクル安打を達成し、オールスターゲームの第2戦では6打点をあげMVPにも選出された。
もうひとり、注目されるのが9位のケビン・ミッチェル。落札額ベスト30の中に5枚がランクインしている。MLBサンフランシスコ・ジャイアンツ時代の1989年には本塁打王と打点王の2冠王にもなった大物助っ人選手として95年に来日。西武ライオンズとの開幕戦で、初打席に満塁本塁打の衝撃デビュー。1年限りで退団したが、日本のファンに強烈なインパクトを残した。
ちなみに、スポーツ新聞社での記者生活の中で、ローズの3回目のサイクル安打、オールスターゲーム第2戦での活躍を横浜の担当記者として、ミッチェルの初打席グランドスラムを西武の担当記者として、実際に生で観戦しているのは自慢できる、と自負している。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。