JLPGA開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」の最終日が3月5日、沖縄・琉球GCで行われ、韓国の申ジエが勝利を飾った。エポック社のオンデマンドカード「EPOCH ONE」では今季の女子ゴルフ第1弾で早速、申のカードが制作された。
申は2打差の首位で出て3バーディー、2ボギーの71。通算19アンダーで3打差をつけて、逃げ切った。18番では3メートルのウィニングパットを沈め、右拳を突き上げた。このシーンが今回のカードになった。
申にとっては21年7月以来、JLPGAツアー2年ぶりの勝利で通算29勝目となった。「今年は頑張りたい気持ちが強い。年間女王と(日本ツアーの)永久シードを取れるように頑張ります。永久シードまで残り3勝。歴史に名を残したい」米ツアー(2009年)、韓国ツアー(2006~08年)で賞金女王に輝いた元世界ランク1位は、史上初の日米韓トリプル女王への思いを口にした。
昨季は開幕戦後に両ひじを手術し、8年間続いていた連続勝利が途絶えた。再スタートとなったこのシーズンの開幕戦であらためて、その実力を証明した。JLPGAメンバー登録前の初優勝(2008年・ヨコハマタイヤPRGRレディス)と、米女子ツアーメンバーの資格で出場した10年「ミズノクラシック」の優勝は通算勝利数に含まれないことから、JLPGAメンバーとしての勝利は「27」。永久シードは30勝で権利を得る。それでも「30勝以上、したい」と目標はさらに高い。
同じ34歳のキム・ハヌルが21年に引退、イ・ボミが今季限りでのJLPGAツアー引退を表明した。ライバルであり、友人でもあるイ・ボミの表明はショックだったが「私はまだ現役で頑張る」と誓った。イ・ボミはこの大会では4オーバーで予選落ちとなった。「もっと、一緒に優勝がしたい。今年、一緒にいい勝負をしよう。ふたりで頑張ろう」トレカの発行枚数でも負けるわけにはいかない。
トレカジャーナル編集部